中高年と老年とは健康常識も180度違う？本を読む

私達はこれまで多かれ少なかれ、健康診断の数値を意識して過ごしてきました。

ところが高齢者となったら健康常識が180度変わるとしたら？

 

本のタイトルが周りの高齢者を見て感じていたことに近しいものだったのです。

それでは早速、中身を見ていきましょう。

「年をとったら食べなさい」佐々木淳　著

個人的エッセンス　7

1. 高齢者は入院することがリスク（入院関連機能障害）
2. 高齢者にとって痩せていることは不利なこと
3. 高齢者の転倒の約40％に薬が関係している
4. 体重の蓄えがあるかでラストステージに大きな差がつく
5. 体の衰えを自覚したら方針を転換する
   （中高年の健康維持とは180度違う）
6. 高齢者は基礎代謝×障害係数のカロリーが必要
   （病気や障害によってエネルギーを消耗しているから）
7. 高カロリー＋タンパク質が高齢者にとって良い食事
   （特殊な病気でなければ好きなものを好きなだけ）

読み終えて

近年、周りの高齢者に接して肌感覚で思ってきたことに繋がる本でした。

お元氣な高齢者は意外に肉類がお好きなのです。

この本で論理的に納得できたような気がします。

（特殊な病気を持っていなければ）
体重コントロールを気にしなくてよくなる未来は、朗報かもしれませんね。

 

とはいえ、体の衰えを自覚するのは難しいものです。

タイミングのチェックリストが参考になりました。
チェック項目に複数当てはまれば即ギアチェンジが必要とのこと。

ひとことで言えば、今まで問題なくできていたことができなくなったという自覚があったらということです。

ギアチェンジのタイミングは頭の片隅に置いておく。

それがゆとりある大人のたしなみのような気がいたします。

関連データ

★本日ご紹介した本

 

 - 心・身体・文章本棚 書評, 養生, 人生100年時代, 終活