CHAKRA白川千穂さん|人見知りでも人が大好きインタビュー(12)

   

文章サポートライター梨理による、魅力ある方々勝手にインタビューシリーズ。
第12回にご登場いただく方は、神戸でレンタルサロンCHAKRAを運営されている
白川千穂さんです。

白川千穂さんとの出会いは「ご縁」の不思議さを感じるタイミングでした。

2020年12月にレンタルサロンを探していて、落ち着いた癒しのスペースを見つけました。

しかも数日後がサロンオープン日だったのです。

早速コンタクトを取らせていただき、そのお人柄に感じ入りました。

幸運にも「栄えあるトップバッター利用者」になれたご縁です。

オープンから数ヶ月後に、レンタルサロンオーナー白川千穂さんにインタビューさせていただきました。

 

余白を大切にする会社です

いつもレンタルサロンを利用させていただきありがとうございます。

白川さんは2019年10月に合同会社を設立されたとうかがいました。

初めてお会いした時に印象深かったのが会社のお名前の「ヨハクコム」です。

読みやすく覚えやすく響きが良くて。

「ヨハクコム」の屋号はどのように決められたのですか?

会社名を気に入っていただきありがとうございます。

好きな言葉「余白」にちなんだ名前なんです。

 

人って詰め詰めにしているとしんどくなってしまいますよね。

空間も時間もスキマを空けておかないと。

 

私は1日の終わりのひとりの時間を大切にしています。

自分自身を振り返ることができる余白の時間。

そんな価値提供ができる会社にという願いをこめてつけました。

企業理念とわかりやすさが見事に合わさった、会社名「ヨハクコム」の由来でした。

 

レンタルサロン運営で起業するまで

レンタルサロン運営オーナーになられた経緯はどのようなものだったのですか。

私はこどもの頃から「自立しなさい」と言われて育ちました。

20代のうちに猛勉強して国家資格を取ることができました。
専門職として勤めていた福祉の世界はとてもやりがいのある世界です。

けれどもいわゆる「雇われている」立場なんですね。
そこで私は肉体的にも精神的にも消耗していきました。

当時の私はエステやリラクゼーションに行くのが唯一の癒しだったのです。

 

その時に、セラピストさんや癒しサロンの魅力を発見されたのですね。

激務で体調を崩した私は退職し、無事に3人の子どもの母となることができました。

私はひとつのことに集中するタイプです。
この子を育てるためには何をしたらいいのか?

今度は母として脳科学を学び育児本をたくさん読み・・・。
「育児」にまい進するようになりました。

それは何故かうまく行きませんでした(笑い)

こどもは少し大きくなる習い事を嫌がるように・・・。
今考えると、子どもに押しつけることばかりやっていたと思うのです。
子どもが嫌がるのも当然ですよね。

そこで気づいたのです。
「言うだけの母親にはなりたくない。
私自身が何かしなくては!」

雇われの身でなく自分の力で一生懸命に働く背中を見せよう。

「人に言う前に自分がやれ」ということですよね。

サロンオープンの時には小さな下の子もお手伝いに来てくれました。

楽しそうにお掃除していましたよ。
こども自身が何かを始めるパワーになれたらと思っています。

母の背中は確実にお子さんにも伝わっているのですね。

 

レンタルサロンオーナーを選んだ理由

不動産関係のお仕事は初期費用もそれなりにかかります。

レンタルサロン運営で起業するハードルは高くなかったのでしょうか?

数年前から不動産関係の勉強もしていました。

レンタルスペースの認知度も上がってきていましたから、迷いはありませんでしたね。

実はレンタルサロンの形態を選んだのにはある思いがありまして・・・。

2人目を出産した後の頃です。
この時は夫が単身赴任中でひとりでふたりの子育てをしていました。
精神的にもかなり苦しかった時期です。

出産してからは子ども優先でお金を使ってきました。
唯一の楽しみのアロマエステからもずいぶん遠ざかっていたんです。

久しぶりにこどもを両親に預けることができて、スーパー銭湯のアロマエステを受けました。

本当に気持ちって伝わるんですね。

セラピストさんの手のぬくもりから、私の身体への労わりを感じて涙が止まりませんでした。

「私は本当に大切に扱われた、
私は人に大事にされてもいい存在だ、
私自身も私を大事にしていいんだ!」

身体を触られることで心が癒されることがあるのです。

私はこの時のセラピストさんに救われたと思っています。

この感謝をセラピストさんに。
そう思っていても、実際に雇われセラピストさん本人に渡るのは一部です。

私のように、直接セラピストさんに感謝の対価を渡したいと思っている人は多いと思います。

セラピストさんの収入が少しでも手元に多く残るように。

セラピストさんとお客様を直接結びつける場所。
そんな思いで「神戸レンタルサロンCHAKRA」をオープンしました。

 

お客様からの提案で広がるスペースの可能性

神戸レンタルサロンCHAKRAさんは利用しやすいシステムが整っていると感じます。

勉強熱心な白川さん、レンタルサロン運営の勉強も充分にされての独立だったのでしょうか。
実際にオープンされてから大変なことはありましたか?

そうですね。
レンタルサロンの運営の勉強には、色々なサロンの見学に行きました。

いいと思った備品などは積極的に取り入れていますね。
常に利用者さんの使い勝手のいいようにと考えています。

大家さんもお隣ですので緊急事も安心ですし、週に1度お掃除の方も入りました。

オープン3ヶ月が過ぎ、いいお客様にも恵まれて順調に落ち着いてきています。

3月中にオープン価格から通常価格へと変更させていただく予定です。
(注:当初予定より低価格でご案内されています。
たくさんの方が利用してくださるから実現できたそうです。)

今後もセラピストさんとお客様を繋ぐ場所でありたいと思っています。

 

最初はエステシャン、整体師、セラピスト、ヒーラーさんなどを想定されていたのですね。

その他にどんな方が使われているのですか?

お客様の方から提案されて、レンタルスペースの新たな可能性が広がっているんです。

自分では思ってもみませんでしたのでありがたいですね。

  • ヨガのマンツーマンレッスン
  • カウンセリング
  • テレワーク

静かな住宅街の中にあるサロンですので落ちつけると喜ばれています。

ご近所さんの利用も増えてきました。

これからは「街の中の何でも屋さん」を目指そうかなと思っています。

 

取材を終えて「人生の余白を楽しむ」

仕事柄、レンタルスペース、レンタルサロン、コワーキングなどはよく利用しています。
お客様との調整でこれまでにも色々な場所をお借りしてきました。

レンタルスペースは投資メイン感覚で運営されているところも多いです。
価格設定が個人には厳しかったり安価でも清潔感に欠けたり。
お気に入りの場所探しに苦労している方も多いのではないでしょうか。

白川さんのレンタルサロンは、エステシャン・整体師・セラピストさんを応援する志で始まっています。
利用者の使い勝手を最大限に考えてくださるオーナーさんです。

定期利用・単発利用、どちらの方にも優しいシステムなのも魅力ですね。

白川さんの会社名「ヨハクコム」の由来から。

人生は余白で楽しみが決まります。

(2021年3月)

*記事内容はインタビュー時のものです。

 

関連リンク

神戸レンタルサロンCHAKRA運営 白川千穂さん

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