真のオーナーシップとは「魂の経営」を読む
本日ご紹介の本は、デジタル写真時代の到来に、写真フィルムのリーディングカンパニーは、社業をどう変換させ、生き残り、発展し続けてきたのかのドキュメントです。2013年とちょっと古い本で、令和の時代には受け入れにくい昭和の常識と感じられれる部分もあるかもしれません。表面的な言葉に惑わされず読み進めていくと、現代にも通じる経営の深い思想に触れることができます。
それでは早速中身を読んでいきましょう。

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「魂の経営」古森重隆 著

著者:古森重隆
出版社:東洋経済新報社
出版年:2013年
分類:高分子化学工業
個人的エッセンス 7
- 写真文化は守り続ける(人間にとって極めて貴重な文化であり、素晴らしい時を再体験できるモニュメント)
- 社外コンサルタントの意見を信用しすぎず、自分たちで考える
- 成し遂げるためには時機を逃さずやるときには思い切ってやる
- ビジネス五体論 感覚器官と第六感で情報の本質を得する 頭(戦術・戦略)・ハート(使命感・オーナーシップ)・腹(度胸・勇気)・足腰(行動力)・腕、手(スキル)・口(コミュニケーション)・顔、姿勢(内面の輝き)
- グローバルビジネスの現場では、自分の意見を堂々と主張しなければ建設的な関係は築けない
- 賢く正しく強く戦ってフェアに勝つ (競争が問題ではなく徳育があるかどうか)
- 企業の競争の根底には社会に貢献する使命感がある
読み終えて
著者は1939年満州生まれ。終戦直後の満州から困難を極めた引き揚げ、日本の焼け野原を見たのが原体験だそうです。元冨士フィルムホールディングス株式会社のCEO兼社長として、フィルムからデジタル写真への転換期を乗り越えた軌跡が書かれていますが、決して自慢話ではありません。
社会、時代の変化に対応して生き残っていきたい個人経営者、フリーランスの方にお勧めしたい本です。
関連データ
★本日ご紹介した本
著者:古森重隆
出版社:東洋経済新報社
出版年:2013年
分類:高分子化学工業
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