編集者のスキルを知る|才能に頼らない文章術の本

   

Web上で発信する機会は増えるばかりです。

自分メディアで発信したい方、必要に迫られて書く方のために。
これまでライティングスキルの本は、このサイトでも色々ご紹介してきました。

オススメ本まとめはコチラをご覧くださいね。
(参考記事:”文章力・語彙力UP!人を動かす言葉の選択|発信する人に頼りになる本まとめ”

今回はちょっと視点を変えて、編集者の執筆された本をご紹介致します。

それでは早速、中身を見ていきましょう。

・書名リンクにはAmazonの広告を含んでいます

「『編集の文法チェックシートでマスター』才能に頼らない文章術」 上野郁江 著

「才能に頼らない文章術」
出典:Amazon
副題:「編集の文法チェックシート」でマスター
著者:上野郁江

出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
出版年:2018年
分類:文章・文体・作文

個人的エッセンス 7

  1. 本づくりの6つのフェーズ:企画、取材、執筆、編集、校了、販売。
    取材・執筆に関わるのがライター、全てカバーしているのが編集者。
    帯やチラシのキャッチコピーも編集者の仕事である。
  2. 編集の4つのスキル:文章基礎力、文章表現力、文章構成力、メディアマインド
  3. 論理構造を破綻させない。
    帰納法:複数の具体的事実から一般的な結論を導く。
    演繹法:基本の三段論法。
  4. タイトル、サブタイトル、見出しの論理構造が成立しているかチェック。
  5. 記事には論理的構成と共感性の両方が必要。
  6. ロジカルライティング:MECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)
    もれなくだぶりなくという意味。
  7. 刺さる文章とは、読者の視点や抽象度、理解度、経験値と合っていること

読み終えて

表記法などの文章基礎力から、文章表現、全体の構成と進んでいくので読みやすいです。
この本の構成自体が、わかりやすい1冊の本を作るお手本のように感じました。

メディアマインドの章では著者をはじめ、現役のWeb編集長の考え方を知ることができます。
透明性やクロスチェエクポジティブなインパクトなど、興味深いお話でした。

この本の著者も、そもそもは感性のおもむくままに文章を編集・執筆されてきたとは意外でした。
スキルは練習で身につけられることができるのですね。

感性重視で書いてきたブロガーさん、ライターさんにおすすめの1冊です。

関連データ

★本日ご紹介した本

「才能に頼らない文章術」
出典:Amazon
副題:「編集の文法チェックシート」でマスター
著者:上野郁江

出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
出版年:2018年
分類:文章・文体・作文

★関連本

これまでにご紹介した文章術の本です。
オススメポイント別に★でご紹介しています。

(参考記事:”文章力・語彙力UP!人を動かす言葉の選択|発信する人に頼りになる本まとめ”

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