フリーランスの基礎知識(24)複式簿記|基本のキ

   

この連載は、フリーランスに興味がある方、

また、成りたてで必要な情報がわからない方を、対象にしています。

超文系ライター梨理による、専門家に学ぶ基礎知識シリーズです。

前回のお話 減価償却の特例

 複式簿記って、どんなもの?

ブログ用_2 梨理

前回は、青色申告のメリットその3

減価償却の特例惜置について教えていただきました。

青色申告を選択し、更に複式簿記で提出すると、65万円の控除ができるんですよね。

この複式簿記が難解なんです。

 

会計ソフトにお任せでも、作成自体はできるかもしれません。

けれども、説明を求められても答えられないのは、

スッキリしませんよね。

本当に基礎の基礎から、わかりやすく教えてください。

20160828222153.jpg爽やか先生

簿記の知識がない方には、つらいところですね。

わかりました。

超初心者の方がイメージのための、ざっくり解説いきますよ。

 

複式簿記とは、日々の収支の出し入れを、

資産・負債・資本・収益・費用 の5部門に分けて、

帳簿につけていくものです。

ブログ用_2 梨理

複式簿記のうっすらしたイメージは、右側と左側で集計している。

ぐらいしかわからないんですが・・・。

20160828222153.jpg爽やか先生

はい。何を右と左に分類するかですね。

先ほどの5つの要素で見てみましょう。

それぞれ違うんですよ。

 

資産(所有しているもの):左が+の値 右が-の値

負債(借り入れたもの):右が+の値 左が-の値

資本(出資金など):右が+の値 左が-の値

収益(稼いだもの):右が+の値 左が-の値

費用(稼ぐのに必要なもの):左が+の値 右が-の値

ブログ用_2 梨理

はい。

つまり、資産関係は+が左で、反対の負債関係は+が右なんですね。

要素毎に、プラスの値を左側(借方)か右側(貸方)に記載するのか、

決まっていることまで、理解できました。

 

それぞれの集計結果を使う

20160828222153.jpg爽やか先生

もう少しだけ、進めていきますね。

貸借対照表という言葉は、聞いたことはありますか?

これは、資産・負債・資本を集計したものなんですよ。

損益計算書は、収益・費用を集計(決算書)したものです。

確定申告時に、青色申告で65万円控除されるには、

貸借対照表と損益計算書を添付する必要があります。

ブログ用_2 梨理

複式簿記のおおまかな仕組みは、なんとかイメージできました。

細かいところは、その都度、爽やか先生に質問しますね。

これからもよろしくお願い致します!

来週は、実際の記帳サポートについて取り上げます。

*フリーランスの基礎知識は、毎週月曜日に連載致します。

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