bell allonge~ベル・アロンジェ~若木香里さん|人見知りでも人が大好きインタビュー(13)

   

文章サポートライター梨理による、魅力ある方々勝手にインタビューシリーズ。

第13回は自由が丘・横浜で「bell allonge~ベル・アロンジェ~」体作りのバレエ教室を主催されている、若木香里(わかきかおり)さんです。

香里さんと知り合ったのは約8年前、ブログを通じてのご縁になります。
当初は遠方のためメッセージのやりとりのみ、初対面は2016年でした。

生身の香里さんのファンになり、いつかご紹介させていただきたいという希望を持っていました。

時は過ぎ、オンラインインタビューが当たり前の時代になりました。

この度、bell allonge~ベル・アロンジェ~体作りのバレエ教室主催、若木香里さんにインタビューさせていただきました。

 

新しいレッスンのすがたを探して

はじめに、2020年春頃のお話からうかがいたいと思います。

香里さんはフロア・バレエストレッチバレエ・ダンスを教えておられますが、
当時、芸術・スポーツ系のお教室は、軒並みお休みを余儀なくされていましたね。

再開の見通しも立っていないのが実情だったのではないかと思います。

あの頃、日々どう過ごされていましたか?

当時カルチャーでのバレエレッスンはガイドラインに沿って動いていました。

それはある意味、気楽な部分もあったのかもしれません。

 

教室の再開を待っているうちに、このままではいけないとスイッチが入りました。

長く通ってくださる生徒さんのためにも、自宅で出来るレッスンができないかと。

最初にチャレンジしたのが、Zoomを使った自宅でオンラインレッスンでした。

こんなことでもなければチャレンジしていなかったでしょうね。

まさにピンチはチャンスです!

 

いち早く、オンラインレッスンを取り入れられたのですね。
それまでも、レッスン形態の多様化については何か考えられていたのですか?

いえいえ、まったく考えたことはなかったですね。

直接身体を触って直すことが大前提のバレエレッスンですから。

どちらかと言えば、Web知識がなくて苦手で今まで避けてきたんですよ。
でも、これを機会に使い方を学ぼうと手探り状態で始めました。

生徒さんたちが積極的に助けてくださったのは心強かったです。

非常事態時には日頃の信頼感が浮き彫りになるものですよね。

レッスン継続のために生徒さんたちも協力的だったそうです。

 

スタジオ再開後は、スタジオとオンラインレッスンの2本立てになったのですか?

いざスタジオレッスンが始まると、もうそれだけでいっぱいで。

オンラインレッスンの時間を確保するのが難しいので今は終了しています。

また長期休みになることがあっても、オンラインレッスンができるのは安心ですね。

 

良かったことといえば、オンラインレッスンを経験したから新しいアイデアも生まれました。

レッスン動画を撮って生徒専用ページで補足動画を載せるようになりました。

生徒さんからも復習になると好評なので動画も始めて良かったと思っています。

 

スタジオレッスンは、以前と同じようなレッスンに戻れましたか?

もともと複数のスタジオで教えていました。

カルチャーでのバレエレッスンは2004年~の歴史があります。

ここは大人からのバレエを育む場所、生徒さんに出逢った大切な場所なんです。

 

カルチャーレッスンのクラスが増えてきたところで休講となってしまいました。

最後の日を迎えることが決まって・・・。

継続されてきた生徒さんの踊る場所、新しいスタジオを必死に探しました。

幸いにも通える範囲の場所が見つかって、今もレッスンを継続することができています。

レッスン再開、すぐにもと通りの世界とはならなかったのですね。

社会情勢によるカルチャーの閉鎖は、仕方のないこととはいえどれほど残念だったことか。

しかし、ここで意気消沈している場合ではないとすぐに前へと動いたそうです。

 

バレエ、ダンスの老舗教室でさえも、次々閉鎖されているのを見聞きしています。

時代の変化についていけなければ淘汰されしまうのは厳しいものがありますね。

そんな中でも香里さんは止まらず前へと進まれたから今があるのでしょう。

 

お話しぶりはおっとりと柔らかな雰囲気の持ち主の香里さん。

バレエを始めたのは10代と遅咲きで、単身N.Yに留学したガッツのあるお方の片鱗が見えました。

身を持って行動で伝えていく、芯(真)の強さを感じる先生なのです。

 

体作りの土台「食」に目を向ける

今は人生100年時代と言われています。

これまでバレエを通じて体づくりを伝え続けてこられてきた香里さん。

なぜ今改めて「食」に興味を持って伝えていこうとしているのか、
お気持ちを教えていただけますか?

生徒さんの協力もあって、新しい場所でのレッスンも順調に進みました。

再開して喜んでおられる生徒さんの姿にやりがいも感じていました。

でも私は、この中断がなければ続けていたはずの生徒さんが気にかかっていました。

 

レッスン中断をきっかけに、体作りを諦めてしまうケースもあるのですね。

単純に外に出る習慣がなくなってしまったという人もいます。

年を理由に消極的になってしまった人も。

身の周りでは、ケガや原因不明の不調に悩まされている人もいました。

 

色々と湧き出てくる頃だったのかもしませんね。

これはもう食べ物に目を向けざるを得ない時だと思いました。

 

体作りのための「食」に注目されたのですね。

人生100年時代を目指して、バレエによる体作りでサポートしてきました。

今まで「食」に言及してこなかったのは「食」は深いから。

確かに、安易に踏み込むと大変だという気持ちはありましたね。

 

栄養の専門家もおられるのに、私が「食」について偉そうに語るなんて、と思い込んでいました。

でも、肚をくくってやってみたら、意外と楽しい世界が待っていたのです。

 

「意外と楽しい食の世界」とはどんな世界なのでしょう。

原点回帰の「食」への取り組みを始めてもう1年が過ぎました。

私が最初に始めたのは無印良品のぬかどこなんです。

毎日かきまぜる手間が要らないから初心者にも気楽でしたね。

 

そこから近所に発酵食品のお店を見つけて、発酵食品にはまっていったのです。

今は無農薬の麹を購入しています。

麹を使って、塩麹や醤油麹、味噌を手作りするようになりました。

これを継続していくうちに丁寧で静かな暮らしは当たり前の暮らしと実感したのです。

これが自然な暮らしなんだと。

 

現代人の憧れの暮らしかもしれませんね。

わかっていてもハードルが高い!というのが一般的な感覚ではないでしょうか。

お体に具体的な変化などありましたら教えていただけますか?

今思えば当たり前のことなんですが、食べ物によって体は確実に変わるということです。


私は、食べたもので体ができていると、これほど実感したことはありません。

きちんと自分で作って食べていたら、できあいのものが欲しくなくなる体になりました。

たとえば、美味しそうだけど添加物のたくさん入ったスイーツを食べたとします。

必ずその後は体が重くなって疲れてしまうんです。

 

せっかくいい調子だったのにもったいない!と思うようになりました。

体に良くないと我慢しているのではなく、本当に欲しくなくなりましたね。

これが「体の声を聴く」ということでしょうか。

 

なるほど、頑張って体に良い暮らしを実践しているのではなく、体が喜ぶから継続されているのですね。

今から体作り生活を始めるなら、どんな始めの1歩をお勧めしますか?

そうですね。

手軽で体の変化がわかりやすいのは調味料を変えることです。

ぜひ、本物のいい調味料を使っていただきたいです。

 

例えば塩などは、近所のスーパーにも意外に種類がありますよ。

色々なものを味比べしてお好みを見つけてください。

私と同じように、かき混ぜなくてもいいぬかどこから始めるのもいいですね。

 

体に良い食品は身近で見つけることができるのですね。

調味料から始めるのは継続しやすそうです。

それでもまったく初心者の場合、香里先生個人のおすすめを知りたいと思いますが?

体が喜ぶ食生活は私自身もまだまだ進行形なので。

バレエクラスの前後でお話する機会はこれから出てくると思います。

その一部はブログにも書くかもしれません。

気長にお待ちくださいね(笑)

  • とにかく始めてみること
  • 発展途上を楽しむこと

「食」による体作り。

無理のない範囲で続けてほしい、というお気持ちが伝わってきました。

 

「食」からの体作りが、バレエレッスンとどんな風に融合されて進んでいくのか。

それは実際にレッスンを受ける人のお楽しみとしておきましょう。

 

素顔の「ちらりずむ」

バレエを通して体作り(フロア・バレエストレッチ&バレエ・ダンス)をサポートするのが大好き、と語る香里さん。

2022年夏、来年3月に行われる写真展の撮影を体験されました。

本来は写真を撮られるのが好きなタイプではなく、今まで避けてきたそうです。

  • Webが苦手だったけれどオンライン講座を開催する
  • 「食」への深入りを避けていたのに発酵食品にはまる
  • 苦手克服のため撮られる体験に手を挙げる

今回の撮影体験にも、彼女の豊かなチャレンジ精神が垣間見えるような気がしました。

ましてやテーマは「ちらりずむ」

仕事上に必要なプロフィール写真ではないのです。

自分の内側を大切に見つめて準備期間を楽しんで。
素の自分をどれだけ開放させることができるのか?

当日の輝きをちらり。

真摯でストイックなバレエの先生の休日。

写真は本当にお人柄とその瞬間を切り取ってくれるものですね。

 

取材を終えて「人生100年時代に」

 

人生100年時代に元氣に過ごせる体づくり。

この記事は”今”に焦点を当ててお話をお聴きしました。

初対面の場では、バレエを始めて単身N.Yへ飛び立ったお話をお聴きしています。
それは約3時間の濃密な時間でした。

彼女はいかにして独自メソッドを持つバレエ講師となったのか?

何かを習いたくなった時、先生との相性はとても大切なものです。
先生選びによって、習い事の方向性も伸び率も変わってくるもの。

香里先生の神髄を知りたくなった方へ
HPのレッスンメソッドが出来るまでのストーリーをお読みいただけばと思います。

(2022年12月)

*記事内容はインタビュー時のものです。

関連リンク

体作りのバレエ教室の最新情報についてはこちらでご確認ください。

bell allonge~ベル・アロンジェ~

HP:https://belle-allonge.com/

オンライン予約:https://localplace.jp/t100149541/

Blog:https://ameblo.jp/k-petitapetit-dance/

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