自分の生き方に合う選択を「『残り2年』の生き方、考え方」の本を読む

   

生まれて初めて「怖い」と感じたのは9歳の時でした。

それから数十年の時が過ぎ、ますます強まってくる思いがあります。

「生」を全うしたければ「死」について考えることを避けて通ることはできない。

 

明日をも知れない命である、というのは私たちすべてに共通しています。

本日ご紹介する本は、余命を知り、生き抜いた医師の本です。

 

「がんになった緩和ケア医が語る『残り2年』の生き方、考え方」関本剛 著

「がんになった緩和ケア医が語る『残り2年』の生き方、考え方」

著者:関本剛
出版社:宝島社

出版年:2022年
分類:記録

個人的エッセンス 6

  1. 病気になったとき、あのときこうしていればと思う
    その時その時でより良い選択をしたと自信を持つ
  2. 状況を知り、受けとめて、自分に生き方にあったものを選ぶ
  3. たとえよく生きてこなかっとしても、感謝の気持ちを取り戻せば人生の帳尻は合わせられる
  4. 限界を認めて受け入れることは、敗北ではなく強さ
  5. 苦しみ、悲しみを隠しながら生きるのは心身の負担になる
    回復力があることを信じる
  6. 支えることを決して諦めない

読み終えて

著者は40代、がん終末期の専門医で緩和ケア医です。

2人の子どもを持つ働き盛り、そんな著者自身が末期の病と診断されてからの記録です。

 

人は皆、唯一の経験を背負い、積み重ね続けて生きています。

同病であることを知って距離が縮まった患者さんの話には、寄り添うことの難しさと尊さを思いました。

今現在、自分が健康であると自覚している人にも、たくさんの気づきがある本です。

関連データ

★本日ご紹介した本

 

★あわせて読みたい本

最期まで家で過ごしたいと思ってもどうしたらいいのでしょうか?
在宅介護を望む人への具体的な指南書です。

私の感想はコチラです。
(参考記事:緩和ケア医による「死に方」の教科書を読む

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