活字中毒者の心躍る本「本の『使い方』」を読む

   

久しぶりに活字中毒者がときめく本を見つけました。

私が思う活字中毒者におすすめしたい本とは、本の中でまた次に読みたい本がたくさん出てくる本です。
本好きがオススメする書評本なんてその宝庫ですね。

本日ご紹介する本は読書好きな方に超オススメです。

それでは早速中身を読んでいきましょう。

この記事はAmazonの本の紹介リンクを含んでいます。

「本の『使い方』」出口治明 著

本の『使い方』
出典:Amazon
副題:1万冊を血肉にした方法
著者:出口治明
出版社:KADOKAWA
出版年:2019年
分類:読書・読書法

個人的エッセンス 12

  1. 先人の考える型や発想のパターンを知るひとつの方法が読書
    人の話を聞くとは相手の思考プロセスやパターンを認識すること
  2. イノベーションは既存知の組み合わせ
  3. 人、本、旅から大量にインプットした結果、物事を柔軟に見られる
  4. 教育:生きていくための最低限の知識
    教養:より良い生活を送るための思考の材料となる情報を広くある程度深く
  5. 本の優位性:当たりはずれのない古典、コスパとタイパに優れる、場所を選ばない、時間軸と空間軸の広さ、実体験以上のイメージ
  6. 仕事に関する勉強は最低限押さえた上で、好きなことを教養として学ぶ
  7. 大学は自分の頭で考える能力をつける場所 青田買いは国家としての損失
  8. 新聞:価値の序列
    ネット:速報性と検索性
    本:全体的な知識をコンパクトに
  9. 解説書より原典本物から学べ
  10. 素直に頭から咀嚼するイメージで読み、再読は原則なし
  11. ビジネスは数字、ファクト(事実)、ロジック(論理)が大切
  12. 親が子どもに教える第一番
    「人間は顔かたちもみんな違うのだから考え方も違って当然」というファクト

読み終えて

心躍りわくわくする本でした。
著者が読書を血肉にしていった体験談に激しく共感します。

新しい知識を学ぶのに7~8冊の本を読むのは実行していましたが、読み方にポイントがありました。
先に難解な本で輪郭をつかみ、薄い専門書で体系化してまとめるそうです。
意識していなかったので勉強になりました。

もちろん読んだ後は実際に体験ですね。

最近の本の中にはポイントに囲みカラーが使われているのもありますよね。
拾い読みすれば骨子は手に入るという親切ではあり、個人の読み方を制限するきらいがあります。

この本には余分な装飾はなく、文中で紹介している本の題名はわかりやすく黒の太字。
章の後半に目的別お薦め本、各年代に読んだお気に入り本、巻末には「本書内での紹介書籍一覧」があります。

至れり尽くせり、読書好きの心をよくわかっていますね!

活字中毒者の皆さまに自信をもってお薦めしたい本です。

関連データ

★本日ご紹介した本

本の『使い方』
出典:Amazon
副題:1万冊を血肉にした方法
著者:出口治明
出版社:KADOKAWA
出版年:2019年
分類:読書・読書法

 
★あわせて読みたい本
 
こちらは翻訳者による書評を楽しめる本です。
(参考記事:読書と緑のお散歩は特等席で「本を読んだら散歩に行こう」を読む
 


著者:村井理子
出版社:集英社

出版年:2022年
分類:評論・エッセ

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