毎日を潔く生きるための本を読む
本日ご紹介する本は長らく積読本でした。
表紙に吸い込まれたのでしょうか。
いつ見つけたのか、なぜ読もうとしたのかも忘れた頃になって手にとった本です。
早春の息吹が背中を押してくれたのかもしれません。
今読んで良かったと思っています。
それでは早速、中身を見ていきましょう。
「CARPE DIEM」 ヤマザキマリ 著
「CARPE DIEM」
出典:Amazon
出典:Amazon
副題:今この瞬間を生きて
著者:ヤマザキマリ
出版社:株式会社エクスナレッジ
出版年:2023年
分類:エッセイ
著者:ヤマザキマリ
出版社:株式会社エクスナレッジ
出版年:2023年
分類:エッセイ
個人的エッセンス 15
- 地球上のその他大勢の生物と同じ様に生きて死ぬ
そういう意識を据えた方が毎日を大切に潔く過ごせる気がする - 人間が特別な生物でありいつまでも長生きをするべきだという驕り
- 一番単純で基本的な「生きる喜び」の見つけ方は、地球の贈り物をひとつひとつ味わうこと
- 承認欲求は若い時に一度は経験しておくべきだが歳を取ったら必要ない
- 価値観の違う地域へ行くことで、地球という自分が暮らす場所の広さを体感
- 長く生きて生きた人の言葉や行動には、人生経験が浅い人間の発想外のアイデアがある
- 歳をとると面倒くさい人間になると知る人には「老害」という言葉はない
- 未成熟で未完成だった若い頃に戻りたいとは思わない
堂々と生きられるすがすがしさ、鍛えられて強くなった自分への頼もしさを感じる50代以降 - 「だた生きるのではなく、善く生きるのだ」(by ソクラテス 古代ギリシャの哲学者)
命の長さより、命を生き抜く上でのクオリテイ - エネルギーをリアルタイムで感じられなくなる悲しみの恐怖感から死を否定的に扱うようになった
地球上の生物にとって当たり前の現象が起こったに過ぎない - グローバルな世界のその前に
身近な世界で年齢の異なる人や苦手意識のある人々との付き合い方を考える - 動物の寿命の個体差は認めても人間になると寛容性を失う
- 病気のプロセスが残される側の心の準備を与えてくれる
- 人生を全身全霊で力いっぱい生きている人が亡くなると、悲しいよりも労いという気持ちを強く抱く
- 成熟した死を迎えた人から周りの人も残された前向きのパワーとエネルギーを受領する
読み終えて
私自身も人生100歳時代を意識しているひとりです。
希望や目標を持って100歳まで生きようとする努力は素晴らしいものです。
同時にそうはならなかった時のことも頭の片隅で考えています。
この本の根底にある、老いと死を回避しない姿勢、
生物として当たり前のことという言葉が静かに満ちてきました。
60代始めで死期を悟り、楽しかったからもういい、
という言葉を残して逝った人の話には圧倒されました。
寿命の長い、短いではなく、そう言えるだけの人生を生き抜いたということなのですね。
より善く生きるを体現したい方へお勧めしたい本です。
関連データ
★本日ご紹介した本
「CARPE DIEM」
出典:Amazon
出典:Amazon
副題:今この瞬間を生きて
著者:ヤマザキマリ
出版社:株式会社エクスナレッジ
出版年:2023年
分類:エッセイ
著者:ヤマザキマリ
出版社:株式会社エクスナレッジ
出版年:2023年
分類:エッセイ
★あわせて読みたい漫画
この著者と言えばテルマエ・ロマエですね。
2010年のマンガ大賞と第14回手塚治虫文化賞短編賞をW受賞。
映画化も人気を博したベストセラーです。
kindleで読むのはいかがでしょう。
2010年のマンガ大賞と第14回手塚治虫文化賞短編賞をW受賞。
映画化も人気を博したベストセラーです。
kindleで読むのはいかがでしょう。
「テルマエ・ロマエI」
出典:Amazon
出典:Amazon
著者:ヤマザキマリ
出版社: KADOKAWA
出版年:2010年
分類:漫画
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