90代|人の助けや道具を上手に使って楽しく生きる本
本日の本は世間一般の高齢者、終活のイメージを変える本です。
著者は老年期専門の精神科医として、たくさんの高齢者と接してこられた方です。
先日ご紹介した「90代になっても輝いている人がやっているトシヨリ手引き」
と併せてお読みいただけばと思います。
それでは早速、中身を見ていきましょう。
「90代の幸福論」 和田秀樹 著
「90代の幸福論」
著者:和田秀樹
出版社:扶桑社
出版年:2023年
分類:予防医学
個人的エッセンス 7
- 老いによってしがらみや嫌なことから解放される人の方が大半
できないことがあっても、やらなければならいことも減っていく - 他人の老い方も過去の自分の追い方も参考にならない
すべてが新しい経験だからこそあるがままを受け入れる - 何より大切なのは「これがしたい」という意欲
- 我慢を重ねてきた人の方が、高齢者になった時に人に厳しくなる
- 行動のために便利な道具を使い、日常的には上手に人の手を借りる
- 本格的な介護はできるだけプロの手に委ねる
介護負担によって家族の絆が壊れたり仲違いしないように - 体の動くうちに、意欲のおもむくままにお金を使ってたくさんの思い出を
読み終えて
筆者は「終活」よりも思い切りお金を使って人生を楽しむことを説いています。
私自身は「終活」にネガティブなイメージはなく、一旦人生を棚卸しして新しく生きていくためのものという印象を持っていました。
これは「終活」という造語についてどんなイメージを持っているかによるだけで、悔いのない人生をという趣旨は同じですよね。
また、誰かの役に立たなくてはいけないと思いこむのは生産性を意識しずぎ、という筆者の言は、
会えるだけで嬉しいと思う人がたくさんいるので共感しました。
人生の最後にひそむご褒美時間を楽しむのを忘れないでいたいですね。
人生100年時代を健康で目指すあなたへ。
関連データ
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とはいえ90歳は遠すぎる。
ピンとこないという方にはコチラの本を。
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