フリーランスの基礎知識(34)知っておきたい数値の知識
この連載は、フリーランスに興味がある方、
また、成りたてで必要な情報がわからない方を、対象にしています。
超文系ライター梨理による、専門家に学ぶ基礎知識シリーズです。
前回のお話 ”知っておきたい法的知識”
フリーランスの数値把握
梨理
前回は、フリーランスの最低限の法的常識をおうかがいしました。
今日は文系フリーランスが、最も苦手とする数値の知識を、
必要最低限の範囲でお願い致します。
爽やか先生
はい。それでは梨理さんにもわかる範囲でお話しましょう(笑)
まず、一番最初に把握しておくべく数値です。
現状の実態に即した運用資金(財務諸表整理)です。
どんなものがあるか考えてみましょう。
梨理
はい。
- 事務所・駐車場などの契約手数料や賃貸料
- 内外装・照明・空調機などの改装費
- 机・パソコン・プリンターなどの什器や備品費
- 名刺・チラシ・案内状などの広告宣伝費
などが思い浮かびます。
爽やか先生
梨理さん、上出来ですよ。
その他、当初の生活費など運転資金が要りますね。
これらをまとめて、投資資金と言います。
必要調達資金=総投資金額-手元余裕金です。
月間の損益分岐点=月間経費(固定費)÷総利益率で
求められます。
今は、ざっくり覚えておいてくださいね。(笑)
フリーランスになってからの必要数値
梨理
それでは、実際にフリーランスになった後に必要な数値、
どんなところに気を付けたらいいでしょうか?
爽やか先生
見るべき数値を挙げていきましょう。
売上高・客数・客単価・在庫金額・粗利益率・経費・人件費
などですね。
これらの数値を使って、分析していきます。
例えば、売上月報から、日々の動向・曜日別・季節指数・部門別動向
などを調べます。
損益計算書から収益性が導き出されます。
貸借対照表から流動性や安全性を見ることができます。
通帳・領収書から収支のバランスや取引先の分析ができますね。
梨理
なるほど。
数値は分析のためにあるのですね。
ものごとを観察し分析し考察することは、
文系人間も普段から自然にしていることですね。
数値への意識が変わってきそうです。
ありがとうございました。
*次回のフリーランスの基礎知識は、5月8日に連載致します。
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