フリーランスの基礎知識(35)価格設定のヒント
当方のクライアント様は、フリーランスの方が多く、
インタビュー&セッションの過程で、価格設定について、
アドバイスを求められることがあります。
シビアな顧客目線で率直にお答えしています。
私自身は、数値苦手な文系ライターですし、
豊富な実例がある訳でもありません。
それでも、うまくレベルアップした事例と、そうでない事例を見聞きしてきました。
フリーランスの価格設定について考察しました。
お試し価格を作る?
初めてメニューを出す時に、
お試し価格を導入するか迷うことはありませんか?
この手法が有効なのは、
お客様のフィードバックが欲しい時のみと思います。
新メニューのお試し価格の時にだけ来る、
お馴染みさんというものは、あまり有難いものではないですよね。
真のお客様には結び付いていない、というお悩みをお聴きすることは、
珍しくはありません。
この手法を使うにしても、期間や人数を絞る工夫が必要だと思います。
相場は無視していい?
定価はどうやって決めましょうか?
商品というものには、必ず需要と供給がセットです。
どんなに良い品質のものでも、必要とされていなければ、
売ることはできません。
相場は見るな、自分の思う価値の値段をつけろ、
という主張を耳にしたこともあるでしょう。
正論かもしれませんが、消費者側に立ったらどうでしょうか?
やはり、調べて値段を見比べると思うんですよね。
あまり、相場からかけ離れた値段は、それ相応の理由がなければ、
売ることは難しい様に感じます。
それ相応の理由を見つけてライティングされると、
また反応は変わってくるとは思います。
よくある、”ここだけしか味わえない〇〇”とかですね。
実際以上に良く見せてしまうと、長期的には信用を無くしますので、
良識の範囲内で考えてくださいね。
価値の混同
相場からかけ離れた値段を付ける特徴に、
自分の希望する値段をつけるパターンがあります。
わかりますよ。
商品に、目には見えない時間がかかっていて、
その労力も価格に込めたいことは。
でも、それは、お客様に関係あることでしょうか?
お客様は、商品そのものを見て価値を感じられます。
そこに自分自身の価値を上乗せしてしまうと、
話が難しくなってしまいますね。
切り離して考えましょう。
商品と人間的価値は混同しないこと。
また、ある程度実績を作ってからの方が、
自信を持って値上げすることもできます。
価格変更の時期?
その価格で仕事が追い付かなくなった頃ですね。
最後にひとつ、私の場合をお話しましょうか。
私は価格を決めるのにさほど迷いません。
自分基準のモノサシがあるんです。
- 自分なら、喜んで購入する上限はいくらなのか?
- あまりにも安すぎて、悲しくなる限界はいくらなのか?
ふたつの基準のモノサシで、
心地良い適正価格が、自ずと決まってくるんですよ。
ご参考までに。
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