「住み直す」ー読書案内
今日は、ふんわりシンプルライフ的読書案内です。
「住み直す」 井上 由季子 村松美賀子 文
副題:ものと心の整理整頓、この先に向かうために
出版社:文藝春秋
分類:家政学
高齢になると、一軒家から便利なマンションに移り住むというお話は、
よく見聞きしますが、このお話は逆です。
80代の母と50代夫婦の3人が、
眺めの良い快適なマンション暮らしから、
築50年の日本家屋へ住み直すというのですから。
どんな想いがあって決心されたのか、
実際にその後、どうなっていったのでしょうか。
個人的エッセンス
- 職住接近の「とびきり上質のふつう」を目指す。
- 最優先は、毎日いっしょにごはんを食べる生活。
- 残したいものから書いてみる。
- ものは暮らしを豊かにしてくれたが、ものがあるから豊かだった訳ではない。
- メモや走り書きは、もらった言葉や文字に支えられているから、残しておきたい。
- やり方が変わっても、ささやかになったとしても、「好きなこと」はそのままでいい。
- 心地いい空間とは、その場に合った生活のありようが整ってくること。
仕事と生き方を整えなおす時
3人で毎日一緒にごはんを食べる生活を選んだ、井上さん一家。
お引越しではなく、住み直しであると言われた理由は、
ここにありました。
今までの最優先事項が変わっていることに気づいたら、
住み直しの時期に来ているのかもしれませんね。
スリム化は、これからの人生も元気に活動していくために、
必要なものでもあるのです。
引っ越ししてからの暮らしの工夫は、
グラフィック工芸家である由紀さんの面目躍如というところでしょうか。
リメイク・リユース・収納の工夫。
テーブルクロスを割烹着にしたり。
普段から生活に手作りを工夫されている方は、
すぐに取り入れることができるでしょう、
住みかは、人生の基盤であることを実感できた本でした。
人生後半の優先順位を洗い出したい方へ、参考になる1冊です。
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