フリーランスの基礎知識(10)誰もが気になる消費税
この連載は、フリーランスに興味がある方、
また、成りたてで必要な情報がわからない方を、対象にしています。
超文系ライター梨理による、専門家に学ぶ基礎知識シリーズです。
前回のお話(9) 税金の種類:事業税・固定資産税
税金の種類ー消費税
梨理
税金の種類、最後は、誰もが気になる消費税について、
整理しておきたいです。
爽やか先生、よろしくお願い致します!
爽やか先生
はい。消費税は、普段のお買い物でも払っていますから、一番身近な税金ですよね。
お店の人が国に代わって徴収して、預かる銭金というのは、
皆さんご存知だと思います。
これは、フリーランスでも同じことで、
お客様からいただいた代金の中に、消費税分が含まれているんです。
梨理
先生、この機会に、ずっと気になっていたことが。
小さなお店の方で、消費税を国に治めなくてもいい方、
免税業者っていうんでしたっけ?
時々、消費税をプラスした、お代金を提示されることがありまして。
この場合、消費税は、お店のものになるんですよね。
私たちが支払った消費税が、国まで行かないのに、
請求されるのには、ちょっと違和感があるんですけれど?
爽やか先生
お客様から消費税分をいただくのは、間違いではないんですよ。
いただいていいんです。
ただ、売上が一千万円超えなければ、免税業者になりますので、
納めなくてよい、という仕組みになっているんです。
これからどんどん頑張ろう、と思っているのであれば、
最初からいただいておく方が、スッキリしますね。
免税業者でなくなってから、いただく様になると、
お客様には、値上げされたイメージにもなりますから。
実際、いただいたものを単純に治める訳ではなくて、
仕入れにも消費税はかかっているのをお忘れなく。
納めるお金と、手続き作業の煩雑さから、
免税業者の区分があると考えると、わかりやすいでしょうか。
梨理
なるほど、そうだったんですね。
免税業者の方は、いただいてはいけないのでは?
という疑問を持っていました。
単純に、8%をそのまま預かっている訳ではなくて、
色々な計算式を経て、国に納めるんですね。
フリーランス駆け出し時期から、
税金分も込みでいただいてもいいんですね。
いつか大きくなったら、国に納められる日が来るんですから。
後々のことを考え、内税か外税かは別にして、
価格を設定していく必要があります。
次回は、仕事が発展していき、免税業者を超える時のお話ですよ。
*フリーランスの基礎知識は、毎週月曜日に連載致します。
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