フリーランスの基礎知識(41)簡単経理入門編 |ふるさと納税
この連載はフリーランスに興味がある方、
また、成りたてで必要な情報がわからない方を対象にしています。
超文系ライター梨理による、専門家に学ぶ基礎知識シリーズです。
ふるさと納税の意味とは?
梨理
前回の伝票処理のお話は一区切りついたので、今日はちょっとお訊きしたいことがあるんです。
昨年末、ふるさと納税のお薦めをあちらこちらで聞きました。
都会で働く人のふるさとへの納税と単純に考えていたのですが、節税目的のものなのでしょうか?
仕組みを教えていただけますか。
爽やか先生
確かに、昨今、ふるさと納税のお得さがクローズアップされてきていますね。
節税の為のものではないのですが、結果として節税になるということです。
たとえば、東京でフリーランスをしている人が、ふるさと徳島市にふるさと納税をしたとします。
これは寄付金扱いとなり、支払う予定だった所得税と住民税から控除ができます。
ふるさと納税をすると地元の特産物がもらえることがあります。
自己負担額は実質2,000円で、もらった特産物の価値が2000円以上だったらお得ですよね。
ふるさと納税は日本全国どこにしてもいいんです。
この特産物からどこに納税するのか選んでいる、というのが現状でしょうか。
しなくても損はしませんが、現段階ではお得であることは間違いないでしょう。
年収より限度額がありますので、無理のない寄付金を考えましょう。
ふるさと納税の方法
梨理
地元を応援したい場合は、わざわざ他のところに納税しなくてもいいと考えていました。
ふるさとに納税するイメージと実態はちょっと違うんですね。
堅苦しく考えなくてもいいかもしれませんね。
実際にする場合の手順を教えてください。
爽やか先生
それではポイントを順番にいきますよ。
- 年収を計算する。(年度は1月から12月)
- 無理のない納税額を知る。(目安早見表などもあるが、最終確認は住んでいる市町村へ)
- 納税先を選ぶ。(インターネットで探す)
- 納税する。(クレジットカードも)
- 特産物が届く。(領収書は保管する)
- 確定申告でふるさと納税を申告する。
- 住民票で控除を確認する。(毎年5月頃)
どうです。できそうですか?
梨理
昨年末、薦められた時は何かわかりづらいと放置していました。
イメージがつかめました!
楽しみながら納税できそうですね。
今年中にふるさと納税して、来年確定申告し5月に控除確認ですね。
選ぶ時間的な余裕もありますし、もやもやしていた方も今年はふるさと納税されるのもいいですね。
ありがとうございました。
*フリーランスの基礎知識は、毎週月曜日に連載します。
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