フリーランスの基礎知識(8)税金の種類|住民税
この連載は、フリーランスに興味がある方、
また、成りたてで必要な情報がわからない方を、対象にしています。
文系ライター梨理による、専門家に学ぶ基礎知識シリーズです。
前回のお話(7)控除についてはこちら。
税金の種類ー住民税
梨理
前回までのお話で、フリーランスが納める所得税と、
それに付随する控除について、整理できました。
でも、先生、納めるべき税金は、所得税だけではないんですよね。
例えば、住民税とか・・・?
爽やか先生
その通り! 社会人は、たくさんの税金を納めているんですよ。
自分の納めているものを理解しておかないと、
そもそも、事業計画は立てられません。
何があるのか見ていきましょう。
- 住民税
はい、これも所得によって額は変わりますが、全国一律です。
- 都道府県民税 4%
- 市町村区民税 6%
市区町村に支払った住民税は、自動的に分割してくれています。
住民税に地域差はあるのか?
梨理
先生、一律と言われましたが、ちょっと疑問点が。
”住んでいる市によって、住民税がずいぶん違う。”
という話を耳にしますけど、どういう意味なんでしょうか?
爽やか先生
そのご質問は、よくあるんですよ。
ここで、住民税について、おさらいしておきましょう。
住民税には、均等割と所得割があります。
- 所得割は所得に応じてで、全国一律です。
- 均等割は所得に関係なく、全国一律です。
これには若干の例外がありますが、地方格差というほどではありません。
ではなぜ、”引っ越ししたら住民税が高くなった。”
の様な声を聞くことがあるのでしょうか?
考えられるのは、
控除の有無によって、最終的な税額が変わってくること、
公共サービスの充実や住みやすさと、住民税を混同していること、ですね。
気にするほどの地域差はないと言えます。(2016年現在)
地域格差があるのは、国民健康保険料です。
それは、また、別の問題になりますね。
疑問解決、スッキリしました。
また、住民税は、前年度の所得に対して課税されることも、
注意すべきポイントですね。
税金の種類、まだまだあります。
*フリーランスの基礎知識は、毎週月曜日に連載致します。
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