”春惜しむ”ー穀雨の頃

   

桜が開花してから、ぐっと気温が低くなる時があります。
この頃の雨は、花時雨(はるしぐれ)桜雨(さくらあめ)とも呼ばれています。
先人たちの美しい言葉の表現、少しでも取り入れていきたいですね。
文章サポートライター梨理です。

穀雨(こくう)ー4月20日頃

先日までコートが手放せなかったのに、今週末は急に暖かくなりましたね。
この週末、歳時記では4月20日頃を穀雨(こくう)の頃になります。

春めいてきた明るい清明(せいめい)と夏の始まり立夏(りっか)の中間地点にあります。

文字からも想像できると思いますが、ちょうど種まきに良い季節なのです。
清明と立夏に比べて地味な印象の穀雨。
農作業にとっては大切な、恵みの雨の時期なのですね。

”春惜しむ”

穀雨(こくう)の頃の気になる季語。

早春の兆しから春の歓びを感じ、満開の桜を愛でる。
青空に映える葉桜は、次の季節の勢いを感じさせますね。
生命力が目に見える頃。

でも、ちょっと立ち止まって見ると、
あんなにも元気づけてくれた春とのお別れがちょっと寂しいのです。

春惜しむという季語からこちらの句を選びました。

窓開けて見ゆる限りの春惜しむ 

(高田 蝶衣作)

大きな窓いっぱいに広がる新緑を眺めている様な、情景が目に浮かぶ句ですね。

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