「一度読んだら絶対に忘れない 世界史の教科書」 山崎 圭一 著
歴史には物語が一杯詰まっています。
文章サポートライター梨理です。
初めて日本史を習った小学生の時から歴史に夢中になりました。
世界史の授業も楽しみにしていたのです。
ところが、膨大な世界史と受験との関係からだったのでしょう。
残念ながら、学校で習ったのはその一部に留まりました。
教養としての世界史を知りたい、学びたい!
同様な方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「一度読んだら絶対に忘れない 世界史の教科書」 山崎 圭一 著
タイトル:一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書 公立高校教師YouTuberが書いた
著者:山崎 圭一
出版社: SBクリエイティブ 株式会社
出版年:2018年8月
分類:世界史
題名から書籍を知ったのが先でした。
実は、youtubeの世界では知らない人はいないぐらい、有名な方だったのです。
知らない方のために簡単にご紹介しますね。
ムンディ先生こと山崎圭一氏は公立高校の現役教師。
元教え子から”もう一度先生の世界史の授業を受けたい。”という声から、
youtubeで世界史の授業そのものを配信してくださっています。
こんなこと言われたら頑張ってしまいますよね。
配信動画が500本以上とは、なかなかできることではないと思います。
本書はこの動画を合わせて読むといいですよ。
本書のポイント
- ストレスになる年号がほとんど出てこない。
(受験対策としては、最後に巻末付録で覚えるとよい) - 最初に4つの地域を学び、後にグローバル化していく。
(地域的特性もわかりやすい。) - 縦ラインが強く、視点はできるだけ固定化されている。
(流れ、ストーリー的に頭に入る。)
読み終えて
ホールムームの章で、勉強していく全体像を明示しているところがいいですね。
本のタイトル通り、一度読んだら絶対に忘れない位、頭に入ったかというと・・・。
莫大な量なので、正直それは無理な気もします。
でも、この本を使えば、大きな幹を掴むことはたやすくできるでしょう。
2度、3度繰り返し、youtubeも併用する方法もあります。
参考図書にあたる余裕も出てくると思いますよ。
あの言葉の源はココだったのか、という箇所が面白かったです。
例えば”カノッサの屈辱”
教皇に波紋を解いてもらおうと雪の中裸足で3日間立っていた、ハインリヒ4世の逸話から。
(十字軍の後はローマ教皇の権威が落ち、波紋戦術が効かなくなる。
その象徴がアナーニ事件)
高校生、受験生はもちろん、世界史を学びそびれた社会人、グローバルな仕事のビジネスパーソンに。
関連する世界史の本も読みたくなる、魅力ある世界史への導入本です。
関連リンク
タイトル:一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書 公立高校教師YouTuberが書いた
著者:山崎 圭一
出版社: SBクリエイティブ 株式会社
出版年:2018年8月
分類:世界史
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