お散歩のお供に持つ本「大人の里山さんぽ図鑑」 おくやまひさし 著

   

本日ご紹介の本は、お散歩中にこのお花の名前が知りたい、この樹木の名前が知りたい、
となった時に役立つ本を探していて見つけました。

文章サポートライター梨理です。

「大人の里山さんぽ図鑑」 おくやまひさし 著



著者:おくやま ひさし著

出版社:交通新聞社

出版年:2017年4月

分類:一般生物学

 

里山の定義とは何でしょう。

著者によると、季節の風を楽しめる散歩のコースとのこと。

街でもない高い山でもない。

まさに、マイお散歩コースにぴったりの本の予感がしました。

個人的エッセンス10

  1. 植物の基本キーワードを覚える。
    一年草・多年草・帰化植物・在来種など。
  2. 花の形の種類キーワード。
    頭花(小さな花が集まってひとつの花に見える)
    合弁花(花弁が根元でくっついている)と離弁花
    閉鎖花(花弁野中で自家受粉する)など。
  3. タンポポの分布域は広く22種ほどの在来種は、セイヨウタンポポに押されがち。
    セイヨウタンポポ(外片が下向きに反る。)
  4. 春の黄色の花はタンポポばかりではない。
    春の野芥子・大地縛り(オオジシバリ)・豚菜(ブタナ)などは、間違う可能性あり。
  5. スミレの種類は50種ほど。種別判別は難しい。筒状に飛び出た距(きょ)がスミレの印。
  6. 夏は桑の実・野イチゴが美味しい。夏野菜の花や水辺の花も夏の散歩の楽しみ。
  7. ドングリとはブナ科の実の総称。ボウシの形が判別の手がかり。
  8. 紅葉する代表はカエデ科ソメイヨシノ・カキ・カシワなども赤く染まる。
    黄葉の代表はイチョウサンショウ・エノキ・ケヤキなども黄色に染まる。
    草もみじにヨモギ・ワラビ・キキョウなども。
  9. セイヨウタンポポなど、葉だけを地面に広げて越冬するものをロゼット
  10. 油断できない危険な生き物たち。山歩きは注意深く

読み終えて

春のお散歩中に見つけた可愛い”オオイヌノフグリ”も登場していました。

この名前何?と思った時にかなり頼りになりそうです。

花や樹木などの植物だけでなく昆虫も取り上げられています。

写真豊富・イラストわかりやすく・知識欲が満たされます。

巻末には索引と花の色索引も。

お散歩好きな方なら持っていて損はない本ですね。

書誌データ

* 大人の里山さんぽ図鑑



著者:おくやま ひさし

出版社:交通新聞社

出版年:2017年4月

分類:一般生物学

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