音楽と言葉の不思議さを感じた時の詩とエッセイ本
「聴くこと」と「聞こえる」ことの違いって何なんでしょう。
自然音を聞き、音楽を心で聴く。
蝉の音を音楽のように聴くと言われる日本人。
聴力は最後まで残る感覚と言われています。
今日ご紹介の本は谷川俊太郎さんの本です。
今も現役の詩の大御所的存在の方ですね。
1950年~2017年に発表された詩の中から、聴くことにまつわる詩を集めたアンソロジーです。
早速ご紹介していきますね。
「聴くと聞こえる」 谷川俊太郎 著
「聴くと聞こえる: on Listening 1950-2017」
著者:谷川俊太郎
出版社: 創元社
出版年:2018年2月
分類:詩
個人的エッセンス
- 言葉の語ることのできる領域は、普通漠然と人が考えているよりはよほど小さいのである。
- 日本語には、風の吹く音そのものを表現した風韻(ふういん)という言葉がある。
- 集中して聴くと、深いところにひそむ「聴こえる」ものに気づく。
読み終えて
重い気持ちになるものもあり、素朴な幸せを感じるものもあり。
詩はひとつだけ選ぶのは難しいのですね。
詩の途中にはさみこまれている、エッセイ部分により惹かれました。
- 「音楽」とは
- 「沈黙」とは
- 「聴くと聞こえる」の違いとは
日常的に文章を書いている、文章を愛している。
けれど文章では伝えきれないものがある。
そんな思いのブロガーさんにオススメしたい本です。
関連データ
1.本日ご紹介した本
オフホワイトに白の楽譜という本の装丁も素敵です。
親交のあった作曲家武満徹氏に贈られた、自筆の楽譜だそう。
「聴くと聞こえる: on Listening 1950-2017」
著者:谷川俊太郎
出版社: 創元社
出版年:2018年2月
分類:詩
2.WEBサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」で人気の質問と回答集。
ベストセラーの続編です。
子どもから大人までの質問に関する谷川さんの回答が面白いです。
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