仕事で完璧主義を止めたいと思った時に読む本
丁寧に資料を作っている間に、もう古びてきたということはないですか?
そしてまた、修正・作り直しが始まるのです。
世の中のスピードが本当に早く感じる、文章サポートライター梨理です。
タイトルにある「手抜き」という言葉には、ネガティブな語感を持たれるかもしれません。
それは言葉を変えれば省略の美学。
真面目で準備万全、ついつい完璧にこなそうとしてしまう傾向のある方へ。
今日ご紹介の本はそんなあなたに最適な本です。
それでは早速中身を見ていきましょう!
「できる大人の『手抜き力』」齋藤 孝 著
著者:齋藤 孝
出版社:ワニ文庫
出版年:2018年3月
分類:経営管理
個人的エッセンス 10
- 万が一を気にしすぎることが、取り越し苦労を生み、仕事を遅くし、ストレスの元凶にもなる。
- 俳句や水墨画など日本人には省略の美学がある。
ムダを省いてシンプルを極めることによってより深い味わいを生む。 - 狙いを外さずキモだけを抑える「腰だめマインド」
- 思考や感情を抑えてマシーンになるのも「頭と心の手抜きであり、省エネ」
- 「散文を書くには、何か言うべきことをもっていなければならない。
しかし、何も言うべきことをもっていない者でも、詩句や韻ならつくれるよ。
詩の場合には、言葉が言葉を読んで、最後になにかしら出来上がるものさ。」(「ゲーテとの対話」よりゲーテの言) - コンセプトとパッケージを決めて逆算し、必要最小限の準備と労力で取り組む。
- 自分仕様の基本形を決めて行動をシンプルにする。
- マニュアルやシステムに頼らず、本質だけをとらえる「手抜き力」は臨機応変に対応する姿勢
- スマホでその場確認して話を先に進める。
- 「ハーフタイム力」で仕事を検証&修正タイムを作る。
読み終えて
「手抜き力」の大きなメリットは、エッセンスをつかむ能力を鍛えられること。
色々な方法論が紹介されていましたので自分なりにチョイスしやすいと思います。
個人的には、実施度にかなり差があったことが面白かったです。
既に実行しているのは、読書方法と自分の話メモ。
手つかずなのは、スマホでその場確認でした。
ついつい後で落ち着いて、と思ってしまうのですよね。
また、この本は単に「手抜き力」の方法論だけで終わってはいません。
「手抜き力」を良しとしない方への対処法。
組織人にとっておおいに参考になるのではないでしょうか。
完璧主義に陥りがちという自覚のある方にはご一読をおすすめします。
関連データ
★ 本日ご紹介した本
著者:齋藤 孝
出版社:ワニ文庫
出版年:2018年3月
分類:経営管理
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