インタビューのプロが書いた傾聴の技を読む
様々な場面で私たちは自然にインタビューを行っています。
本日ご紹介する本は、インタビューのプロであるライターによるインタビューの心得の本です。
どなたにも暮らしの中で使える、役立つヒントが見つかると思いますよ。
それでは早速、中身を見ていきましょう。
「悪魔の傾聴」中村敦彦 著
「悪魔の傾聴」 by Amazon
出版社:飛鳥新社
出版年:2022年
分類:社会学
個人的エッセンス 10
- 質問は準備せずメモも取らない(日常の雰囲気)
- 意見をはさまない、否定しない、アドバイスしないのは最低条件
- 相手の語った言葉から質問すると拒否されない
- 簡潔な質問で軌道修正する
- 相手に信頼されたいという欲望をなくしフラットな状態でのぞむ
社会貢献したいも立派な欲望 - どの立場からも一定の距離を取って全方位対応
- 対等のポジションとして話を聴く(むやみに尊敬しない)
- 聴き手の受容力の範囲でしか語ることはできない
- 好奇心を持って語りやすい環境整備に徹する
- 非言語メッセージにも目配りする
読み終えて
著者はハードな内容のインタビューを多数経験されてきた、ベテランライターです。
一般的に初対面の方とのインタビューでは、最初に場を和ませるための雑談が勧められてます。
「どこから来られましたか?」などのトークは、日常生活でもよくありますよね。
しかし、相手が語る気満々の時は雑談から始めずすぐ本題へ入るは納得でした。
インタビューのお相手は語りたい、自分のことを聴いてほしいと思って来られているからです。
信頼されたい、社会貢献したいはインタビュー側の欲望でしかありません。
適度な距離感でフラットに好奇心を持って聴くこと。
職業インタビュアーでない方々にも、暮らしの中の傾聴におおいに参考になる本です。
関連データ
★本日ご紹介した本
「悪魔の傾聴」 by Amazon
出版社:飛鳥新社
出版年:2022年
分類:社会学
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