youtubeだから言える老年学の本を読む
本屋さんに行くと目立つところに和田秀樹先生の著者が並んでいます。
短い期間で精力的に出版されていますね。
見つけたらすぐ読んでしまいます。
若干内容の被りもありますので、ご自身の気になるタイトルで選ぶのをおすすめします。
根底にある考えは一緒だと思いますので。
この本はテレビで自由にコメントできなくなったという著者が、youtubeで話したものをまとめたもの。
本音満載の面白い本ですよ。
それでは早速、中身を見ていきましょう。
「和田秀樹の老い方上手」和田秀樹 著
出典:Amazon
著者:和田秀樹
出版社:ワック
出版年:2023年
分類:老年医学
個人的エッセンス 12
- いろいろな生き方や考え方ができる人のほうがメンタル強し
「こんな考え方もある」と言う形でほかの可能性を提示する - 今解決策が見つからない問題もAIの進化を待てばすべて解決する時代(by メディアアーディスト 落合陽一氏)
- 命に関わる病気、普通と違う病気の人以外は薬をやめるのに医者の確認はいらない
日本では薬を飲んだ場合と飲んでいない場合の死亡率について大規模追跡比較調査がなされていない - 医者は体全体の専門家ではない
健康の専門家でない医者を当てにするより健康な人に秘訣を訊く - 認知症のほとんどは老化現象
- 年老いた時に人が集まってくるかがその人の器量
- 独自の視点や考えがある年寄りは、経験豊富な人として言葉に重みがある
- ストレス回避で最も大事なのは嫌いな人とつきあわないこと
- 年をとればとるほどお金を持っていることの価値がなくなってくる
お金は使うことに価値がある - 認知的成熟度:成熟していないほどイエスかノーの両極端の意見になる
- 思ったことは話してみる 異なる意見も認め合う
本音を言わない人とは仲良くなれない - 実験心理学:実験によって人間は多数派に合わせる性質があるなどの傾向を探る
臨床心理学:心を病んだ人に対して心が軽くなる方法などを研究する
読み終えて
フロイトについての話が興味深かったです。
フロイト流の精神分析は過去に原因を探るだけ、
弟子にお金持ちが多かったのでフロイト流の精神分析が広まったそう。
患者を治すことは下手でお金持ちばかリみていたなんて初耳でした。
日本の森田療法は自分に変えられることと悩み方を考えること。
後にフロイトと決別したアドラーも森田療法に近しい未来志向ですよね。
今の臨床心理学はこちらが主流ですよね。
実際に患者を治す医者であることが大切という著者の熱さも伝わる良書でした。
関連データ
★本日ご紹介した本
出典:Amazon
著者:和田秀樹
出版社:ワック
出版年:2023年
分類:老年医学
91歳の評論家樋口恵子さんとの対談集でです。
著者:樋口恵子・和田秀樹
出版社:講談社
出版年:2024年
分類:老年医学
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