文系でもChatGPTの仕組み~使い方まで把握できる本

   

ChatGPT、使っていらっしゃいますか?そもそもChatGPTとは何なのでしょう。

今日ご紹介する本はこれから使い始める方へおすすめの本です。

GPTという言語モデルを元に使い勝手のいいように手を加えた人工知能AIです。
どんな特徴を持っているのでしょうか。

それでは早速、中身を見ていきましょう。

読書

「やさしくわかる!文系のための東大の先生が教えるChatGPT」松原仁 著


著者:松原 仁

出版社:株式会社 ニュートンプレス
出版年:2024年
分類:ジャーナリズム

個人的エッセンス 10

  1. 人工知能(Artificial Intelligence):知的なコンピューターのこと(by アメリカジョン・マッカーシー氏)
  2. ChatGPT:人工知能の一種 OpenAiがリリースした言語モデル
  3. ルールベース型:従来のチャットボット 目的や内容を想定して応答する
  4. 命令文(プロンプト):背景・条件・オープンな質問の仕方が重要
  5. ChatGPTのシステム:Microsoft Azureの中で動作(場所は非公表)
  6. トランスフォーマー(transformer):次にくる単語を予測する仕組み
  7. ファインチューニング:事前学習したものを人の手で調整
  8. Bard:googleの生成AIサービス
    ひとつの質問に3つの回答を示す特徴がある
  9. 画像生成AI3種:Stable Diffusion、Dall・E、midjourney(有料がメイン)
  10. 音声生成AI2種:MMVC(RealTime-Many to Many Voice Conversion)・RVCなど
  11. ChatGPTの幻覚:指示外の情報源から答えを返す
    文脈を無視して間違った情報を提供する
  12. 著作権:生成データはユーザにも所有権あり
    入力した学習データは利用されることがある
    答えを返すためのネット上のデータは議論中
    (現時点では日本ではそのまま利用でなければ認める)

読み終えて

2022年11月にChatGPTの公開からの勢いは凄かったですね。
個人的には著作権関連も気になって様子見していました。

2023年3月~企業や自治体でも使えるAPI機能が搭載されました。
その頃から一般化された感があります。

使うなら仕事のタスク化を試してみたいですね。

ChatGPT-4が無料で使えるBingをサクっと使ってみました。
なかなか面白いです。

ChatGPT-4はチューリングテストで40%の人にAIと気づかれずに会話ができたそうです。
30%以上で人間と同等の知能とみなされるので合格ラインを超えています。

あまりにも進化が早すぎてもう少し落ち着いてほしい気もします。

2023年3月、非営利組織Future of Life institute(FLI)は、ChatGPT-4よりレベルの高いAI開発を当面の間ストップするよう
に世界中に呼びかけたぐらいです。

これからもChatGPTの動向には目が離せません。

関連データ

★本日ご紹介した本


著者:松原 仁

出版社:株式会社 ニュートンプレス
出版年:2024年
分類:ジャーナリズム

 

★あわせて読みたい本
基礎知識がコンパクトにまとまっています。

副題:対話型AIの基礎知識をコンパクトに凝縮!
著者:マイカ

出版社:技術評論社
出版年:2023年
分類:ジャーナリズム

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