「じつはスゴい股関節」 深代 千之 著
身体を動かす時には、大きな筋肉を動かすと疲れが違いますよね。
文章サポートライター梨理です。
本日ご紹介の本は、体幹と両足を繋ぐところにある股関節の、
働きとその活用方法についての本です。
「じつはスゴい股関節」 深代 千之 著
著者:深代 千之 著
出版社:ポプラ社
出版年:2013年5月
分類:基礎医学
著者は、スポーツバイオメカニクスの研究、
つまり、スポーツをする時の身体の動きを調査研究されている教育学博士です。
スポーツをする時に重要な股関節は、日常生活でも全く同じだとか。
スポーツ選手などの特別な人だけではなく、私たちみんなに関係があるお話なんですね。
個人的エッセンス10
- 股関節(と周囲の筋肉)をうまく使えれば、身体の他の部分の負担が減る。
- 年齢を重ねても取り戻せるものは、筋力と動作のうまさ。
- 椅子から立つ時は上体を前に倒してから。両腕を伸ばす力も使うとさらに良い。
- ラクな立ち方は、間接間力(かんせつかんりょく)で骨の拮抗する力が働いている。
- ラクな歩き方は、かかとで地面を押す時間を長くする、蹴らない歩き方。
- ラクな登り方は、上体を少し前に倒し下り方は膝を緩めて。
- 肩が凝らないキーボードの打ち方は、肩を上げず肘を自然に下せるデスクの高さ。
- 地球にいる人間に加わる外力は、重力・空気抵抗・地面反力。
人間が自分でコントロールできる外力は地面反力だけ。
これをコントロールしているのが股関節。 - 筋肉はそれ自身では縮むことしかできないが、強制的にストレッチすることで、
筋肉がほぐれ間接の可動域が広がり、身体は本来のあるべき姿に戻る。 - ダイエットという言葉は、ギリシア語のディアイタ=diaitaからきている。
食養生、身体を整えることが本来の意味。
読み終えて
スポーツでの軸という観念と間接間力の意味。
古くからの日本の動作の言葉(たとえば、「かいなを返す」など)と、
股関節の関連性などは、読み物としても興味深かったです。
紹介されているエクササイズには、ふたりでするものもあるので、
無理なく楽しみながらできそうですよ。
書誌データ
著者:深代 千之 著
出版社:ポプラ社
出版年:2013年5月
分類:基礎医学
この本をご紹介してから気づいたのですが、
先日ご紹介した本と同じ著者でした。
こちらの本は運動不足のオトナな皆様へ。
著者:深代 千之 著
出版社:すばる舎
出版年:2012年4月
分類:スポーツ
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