最期の2年間にすること、しないことを考える本
人生100年時代を健康に、でもそうではなくても幸せに。
心と身体の探求ブロガーの梨理(りり)です。
タイトルはそのものズバリで色々考えさせられる本でした。
それでは早速、中身を見ていきましょう。
「寿命が尽きる2年前」 久坂部羊 著
出典:Amazon
出版社:幻冬舎新書
出版年:2022年
分類:医学
個人的エッセンス10
- 医学的な数日前の予兆:血圧低下と尿量減少に強心剤や利尿剤は危険
- 死に対する心づもりを進めておかねば、無駄に苦しい道を選ぶおそれが高まる
- 活動量が減るのは生命エネルギーが減るから 休んで回復するうちは大丈夫
- 自分にはまだ時間が残されていると気づいた時、人生を終えるにあたって納得できる何かができると気づく
- 検診よりも大事なこと:運動、栄養、休養を取り症状があれば検査を受けるのが合理的な判断
- CTスキャン台数の世界の30%が日本にある 1回の検査で年間の自然被ばく量の2.5~15倍の被ばく
安心のための検査は不要 - 「人生の夕日」は意外にいいもの:気づかなかったいろいろなものが見えてくる、人生は六十から(by 水木しげる「昭和史」)
- 超高齢者の元氣自慢、健康謳歌だけではなく、上手に最期を迎えるための情報も必要
- 寿命があと2年で残りの人生を楽しむためには、医療に近づかないこと
- 人間にとって大切なものは、長生きでも若さを保つことでも健康を追い求めることでもない
読み終えて
ついつい私たちは、若い身体で老いた時のことを想像しがちです。
多くの日本人がぼんやりと望む老衰死も、そこに至る道はなかなか大変だということがわかります。
著者の父上もまた医者であったそう。
「老化で身体が弱るのも死にむけてソフトランディングのための準備」を体現した話には説得力がありました。
後1年しかないなら間に合わないかもしれないけれど、後2年残されていたら、やり残していたことは相当できます。
その時になって慌てて後悔したくない人のための本です。
やりたいこと、やらなくていいことを切り分けると不思議と明るくなれますね。
関連データ
★本日ご紹介した本
「寿命が尽きる2年前」
出典:Amazon
出版社:幻冬舎新書
出版年:2022年
分類:医学
元氣な90代を目指すならこの本を。
私の個人的エッセンス、読書案内はコチラです。
(参考記事:90代|人の助けや道具を上手に使って楽しく生きる本)
出版社:扶桑社新書
出版年:2023年
分類:予防医学
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