情報システム担当新人に心強い本「Webサイト管理のきほん」を読む

   

ホームページを持っていたら、エラーが出る度に担当者に丸投げというのも大変です。
ある程度は自力で頑張る場面もあると思います。

本日ご紹介する本は、会社でWeb制作や管理者の担当になった1年生のための本です。
スモールビジネスに孤軍奮闘している、文系フリーランスの方にもおすすめです。

それでは早速、中身を見ていきましょう。

book

「Webサイト管理のきほん 業務と技術の知識が身につく」谷口元紀 著

「Webサイト管理のきほん」
副題:業務と技術の知識が身につく
著者:
谷口元紀
出版社:
技術評論社
出版年:2022年
分類:電気通信

基本中の基本用語 8

  1. DNS:Domain Name System の略 (ドメイン)
    ネームサーバーとも呼ばれるNETの電話帳のようなもの
    登録名がドメイン名、IPアドレスが電話番号にあたる
  2. Whois(フーイズ):ドメイン情報を保存する掲示板
    所有者のみ編集できる
  3. サーバーの管理者権限は自由度と責任が増す
    必要に応じて選択する
  4. レンタルサーバーとドメイン同時購入のメリット
    権威DNSの設定をレンタルサーバー会社が設定してくれる
  5. PHP:プログラミング言語のひとつ
    プログラムによって表示内容を可変できる(動的サイト)
  6. 転送方法はSFTP,STPTなど「S」がついているものを(暗号化)
  7. TLS:Transport Layer Securityの略
    Webサイトの通信暗号化
    通称「SSL/TLS」とも呼ばれる(現在SSL規格は使われてない)
  8. CDN:Content Delivery Networkの略
    Webサイトなど、コンテンツを配信する複数サーバをネットワークで接続したもの
    キャッシュサーバとも呼ばれる

第1、2章の基本で今までのモヤモヤがスッキリした人は、第3章以降の具体的な内容が役に立つことでしょう。

読み終えて

これからWeb管理担当になるのが決まったら?
いきなり専門書は難しいですよね。
そんな方にピッタリ、専門書への橋渡し的な教科書的です。

聞いたことがあるけれど知らない用語は意外に多いもの。
たとえば、レジストリ、レジストラ、リセラーという言葉をご存知ですか?

理解が深まるコラムも助けになりました。

読者がWeb製作者か、管理者か、個人かで学ぶに項目と重要度が変わります。
最後の「本書のまとめ」はありがたい構成と感じました。

超文系フリーランス人なら手元に置いておきたい本です。

関連データ

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