「日本人の体質」を読んで生活習慣を見直す本
健康法や栄養学、20年前の知識のまま更新しないのは危険です。
研究が進んで真逆のことが推奨されていることもあるからです。
今日ご紹介の本は、日本人にあった健康法を科学的事実から検証する本です。
それでは早速、中身を見ていきましょう。
「日本人の『体質』」奥田昌子 著
著者:奥田昌子
出版社:ブルーバックス
出版年:2016年
分類:基礎医学
個人的エッセンス 7
- 遺伝的素因と環境的素因の相互作用で形成される体の性質と特徴を「体質」と呼ぶ。
欧米人と日本人は体質が違い、人種によって発症しやすい病気も違う。 - 病原体に接触した時の感染しやすさは遺伝的素因から。
- オリーブ油や紅花油などの植物性油は不飽和脂肪酸が90%近くなのでおすすめ。
しかし既にあるLDLや中性脂肪を減らす効果はない。油は脂肪そのものだから。 - 日本人は炭水化物中心の食生活だったので動物性食品を消化・吸収する力が弱い。
胃酸の分泌は欧米人の半分程度。 - 100年前の日本人が摂取するタンパク質は95%が植物性。
- 動脈硬化を防ぐにはコレステロールの合成を含む成分を避ける。
- イソフラボンはほぼ大豆にだけに含まれる成分。
食事から摂取する限りは乳がんを防ぐ効果がある。
読み終えて
日本人に有効な健康法について知りたくて手に取った本です。
糖質制限健康法、乳製品やカフェインがもたらす影響について。
欧米人と日本人では作用も違うのではないかと漠然と思っていました。
各章のタイトルに病名がついていますので、ちょっと重たく感じる人もいるかもしれません。
私は最新研究データをインプットする気持ちで読みました。
長く語られてきた欧米型の健康常識から更新していきたい方へ。
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