「はじめてのシュタイナー ~人生のヒント~」 志賀くにみつ 著
シュタイナー理論の入門講座に行って参りました。
文章サポートライター梨理です。
講座の最中は夢中でメモを取っていました。
最後にご紹介いただいた、この本の目次のわかりやすさ。
著者の志賀先生は、シュタイナーを知る前と知った後で生き方が変わったそうです。
シュタイナーを知ると、世界はどんな風に見えてくるのでしょうか。
早速、ひも解いてみましょう。
「はじめてのシュタイナー ~人生のヒント~」 志賀くにみつ 著
タイトル:「はじめてのシュタイナー―人生のヒント」
著者:志賀くにみつ
出版社: 小学館スクウェア
出版年:2002年11月
分類: 認識論
シュタイナーは約百年前のドイツで、生きがいを感じて生きることを追求した人物です。
教育・芸術・農業・医学・・・活動分野が多岐にわたり、捉えどころが難しいのです。
オイリュトミー:シュタイナーと仲間が考案した身体芸術運動。
シュタイナー農法:自然の力をいただいて作る有機農法。
個人的エッセンス20
- 素晴らしいものと出会うと生きている意味を感じ取れる様になる。
- プライベートな世界で時間を区切らない。(子どもの持つ永続性を体験する。)
- 裏切られても立ち直れる信頼の力。(あかちゃんに学ぶ。)
- 自然そのものが人間にとって素晴らしいものではなく、背後にある永遠性(大きな調和)
- 時を忘れる様な体験の奥の永続性(ガイスト)を、意識的に感じてみる。
- 宗教の語源に見える、人類共通の永続性への願い。
- 感情(アストラル体)は生きている実感。上手につきあう。
- 生命力(エーテル体)は東洋の氣にあたり、その時の雰囲気を記憶する。
- 達人の作業を見て気持ちが良いのは、手さばきに表れるエーテルが伝わるから。
- オイリュトミー運動やフォルメン線画を学ぶと、型がエーテル体に刻み込まれる。
- 努力して自分のエーテル体を作った人同士は、分野が違っても深くわかりあえる。
- シュタイナー教育で目指すのは人間のプロ。
- できるとは見返りを求めずに行動を起こせること。本当に望んだことなら抵抗なくできる。
- 生きている実感の為に一歩進んだ経験は全て成功。
- できるという確信の元に行動を起こすと、人との繋がりができる。
- 「本当の自分」が見られるのは、真・善・美の体験を一緒に体験すること。
- 一番の障害は、不安・不信・ためらい・小さい頃からの固定観念。
- 愛とは、秘められた「本当の自分」を見つけるという行為でもある。
- 自由・愛への途上であると理解しておくと葛藤しない。
- この世にいるということは、自由と愛を求めることを励まされているということ。
読み終えて
初めてシュタイナーの名前を知ったのは、もう20年位前になるでしょうか。
シュタイナー幼稚園という言葉でした。
自由な創造性を伸ばす教育法と聞きかじった記憶がありますね。
活動が多岐にわたるシュタイナーにはキーワードがたくさんあります。
美しいものに目をみはり、本当のものを大事にし、善いことをするように決断する(真・善・美)
シュタイナーが子どものために作った晩鐘の祈りの中の一節だそうです。
この文章そのものが美しいですよね。
本当の自分を知り自分らしく生きていく、人生の指針となるシュタイナー理論。
初めての方にも、迷路にはまってしまった方にも優しい、シュタイナー解説本です。
関連データ
著者:志賀くにみつ
出版社: 小学館スクウェア
出版年:2002年11月
分類: 認識論
1.季節と人の魂を巡る1年間の詩
著者:ルドルフ・シュタイナー
訳者:高橋 巖
出版社: ちくま文庫
出版年:2004年12月
分類:認識論
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