フリーランスの基礎知識(11)消費税|課税事業者になったら
この連載は、フリーランスに興味がある方、
また、成りたてで必要な情報がわからない方を、対象にしています。
超文系ライター梨理による、専門家に学ぶ基礎知識シリーズです。
前回のお話(10) 誰もが気になる消費税
消費税ー免税事業者と課税事業者
梨理
爽やか先生、今日はいよいよ、
免税業者でなくなった時のお話しですね。
ビギナーから次の段階に入る時に、慌てないで済みますね。
早速、お願いします!
爽やか先生
おぉ、梨理さん、張り切っていますね。
免税業者になるということは、ステップアップとも言えますからね。
まず、消費税分の行先から、確認していきましょう。
消費税8%のうち、国に行くのが6.3%、
都道府県に行くのが、1.7%なんですね。
知っていましたか?
梨理
いいえ。お恥ずかしい、全然知らなかったです。
消費税と言えば、お買い物をした時に自然に付いてくる、
という認識しかなかったですから・・・。
いただく立場の、注意する点を教えてください。
爽やか先生
前回もサラリとお話ししたのですが、
事業には消費税がつきものです。
物品販売だけではなく、例えば、〇〇講座や△△セッションも同様です。
もし、消費税分はサービスしているつもりでも、
代金の中には、自動的に消費税が含まれています。
前年度の売上が1千万円以上になると、免税事業者から課税事業者になります。
消費税の計算方法
梨理
それでは、課税事業者になった場合の、
税額を求める計算式を教えてください。
複雑なんですか?
爽やか先生
梨理さん、もう、難しい顔をしていますよ(笑)
できるだけわかりやすく、単純化してお話ししましょうね。
商品を仕入れる時に、自分が払った消費税を差し引くことができます。
ただ、帳簿をつける段階で、仕入れ時に支払った消費税分を、
個別にわかるように記帳していかなければなりません。
梨理
先生、気が遠くなってきました。
この規模になってきたら、専門家にお任せしないと無理ですね~。
爽やか先生
そんな人の為に、簡易課税制度というものがあります。
業種ごとに、みなし仕入れ率の表から、納付税額が決定できるんですよ。
これを使うには条件があって、
- 前々年度の売上が5千万円以下
- 前年度に申請済
- 申請後2年間は継続する
を満たす必要があります。
初めて課税業者になった時には、利用してもいい制度ですね。
爽やか先生の、親切な解説を聞きながら、
その様な状態になったら、餅は餅屋で専門家にお任せしたい~と思う、
文章サポートライター梨理でした。
*フリーランスの基礎知識は、毎週月曜日に連載します。
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