フリーランスの基礎知識(10)誰もが気になる消費税

   

この連載は、フリーランスに興味がある方、

また、成りたてで必要な情報がわからない方を、対象にしています。

超文系ライター梨理による、専門家に学ぶ基礎知識シリーズです。

20160805084120.jpg

前回のお話(9) 税金の種類:事業税・固定資産税

税金の種類ー消費税

ブログ用_2 梨理

税金の種類、最後は、誰もが気になる消費税について、

整理しておきたいです。

爽やか先生、よろしくお願い致します!

20160828222153.jpg爽やか先生

はい。消費税は、普段のお買い物でも払っていますから、一番身近な税金ですよね。

お店の人が国に代わって徴収して、預かる銭金というのは、

皆さんご存知だと思います。

これは、フリーランスでも同じことで、

お客様からいただいた代金の中に、消費税分が含まれているんです。

 

ブログ用_2 梨理

先生、この機会に、ずっと気になっていたことが。

小さなお店の方で、消費税を国に治めなくてもいい方、

免税業者っていうんでしたっけ?

時々、消費税をプラスした、お代金を提示されることがありまして。

この場合、消費税は、お店のものになるんですよね。

私たちが支払った消費税が、国まで行かないのに、

請求されるのには、ちょっと違和感があるんですけれど?

20160828222153.jpg爽やか先生

お客様から消費税分をいただくのは、間違いではないんですよ。

いただいていいんです。

ただ、売上が一千万円超えなければ、免税業者になりますので、

納めなくてよい、という仕組みになっているんです。

これからどんどん頑張ろう、と思っているのであれば、

最初からいただいておく方が、スッキリしますね。

免税業者でなくなってから、いただく様になると、

お客様には、値上げされたイメージにもなりますから。

 

実際、いただいたものを単純に治める訳ではなくて、

仕入れにも消費税はかかっているのをお忘れなく。

納めるお金と、手続き作業の煩雑さから、

免税業者の区分があると考えると、わかりやすいでしょうか。

ブログ用_2

梨理

なるほど、そうだったんですね。

免税業者の方は、いただいてはいけないのでは?

という疑問を持っていました。

単純に、8%をそのまま預かっている訳ではなくて、

色々な計算式を経て、国に納めるんですね。

 

フリーランス駆け出し時期から、

税金分も込みでいただいてもいいんですね。

いつか大きくなったら、国に納められる日が来るんですから。

 

後々のことを考え、内税か外税かは別にして、

価格を設定していく必要があります。

次回は、仕事が発展していき、免税業者を超える時のお話ですよ。

 

*フリーランスの基礎知識は、毎週月曜日に連載致します。

現在の人気記事

1
「喜び」「歓び」「慶び」「悦び」どれを選ぶ?|言葉と漢字の選択

私たちは普段モノを書く時、無意識に言葉や漢字を選んでいます。 その選択理由は、常 ...

アクセスバーズ 2
アクセスバーズ(Access Bars®)は語らない

アクセスバーズ(Access Bars®)を知ったのは2015年3月。 キャッチ ...

3
フリーランスの開業届|副業の場合はいつ?

副業フリーランスの方、開業届を出す時期について迷ってはいませんか? 副業で利益が ...

4
ビジネス苦手なフリーランスの頼りになる実用本まとめ

ひとりで仕事をしていくメリットは全部自分でできること。 逆にデメリットは、苦手な ...

5
CHAKRA白川千穂さん|人見知りでも人が大好きインタビュー(12)

文章サポートライター梨理による、魅力ある方々勝手にインタビューシリーズ。 第12 ...

 - 税金・経理実務の基礎 ,