”風光る”ー清明の頃
2019年4月1日、新元号が発表されました。
”令和”(れいわ)
最初に知った時のイメージはどうでしたか?
文章サポートライター梨理です。
新元号 ”令和”(れいわ)の印象
”ラ行”始まりというのが意外でした。
あくまでも個人的なイメージなのですが、
ラ行はキラキラネーム(現代的)な印象がありましたので。
伝統の元号で使われる言葉の、予想の響きと違っていたのです。
また、たくさんの漢字の中から選ばれた文字。
昭和と同じ”和”が再び使われたのも意外に感じました。
これは外出先で知った時の第一印象です。
後でその由来を知り、素直にいいなと思いました。
皆様もうご存知だと思いますが、書き記しておきますね。
初春の令月(れいげつ)にして
気淑(よ)く風和(やわら)ぎ
梅は鏡前の粉(こ)を披(ひら)き
蘭は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす出典:万葉集 巻5 梅花 序
厳しい冬が過ぎた後に、それぞれの花を咲かせる願いを込めて。
平成・令和を繋げると平和。
この言葉を選ばれた方々の思い、新しい時代への希望を感じます。
なんだか嬉しくなりました。
清明(せいめい)ー二十四節気
歳時記では4月5日頃を清明(せいめい)と呼びます。
文字からして涼やかですね。
どんな頃なのでしょうか。
春分から数えて15日目(4月5日頃)を言います。
丁度桜のお花見のシーズンですね。
清明とは、江戸時代の「暦便覧」より、「万物発して正常明潔なれば、此芽は何の草としれる也」から来ています。
全てが生き生きしていて、清らかな春の様子を表す言葉です。
暖かくなったかと思えば冷たい雨の日もあります。
お花見の日を決めるにも、やきもきする季節ですよね。
”風光る”ー清明(せいめい)の頃
清明(せいめい)の頃の気になる季語。
”風光る”
春になりちょっと強くなった日差しを、
風の中に感じるという意味です。
朝凪の浪立って風光る頃
(河東碧梧桐)
目には見えない風ですが、絵画の様な美しさを感じられる句ですね。
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