不動産鑑定士長谷川由紀さん|人見知りでも人が大好きインタビュー(2)

   

文章サポートライター梨理による、魅力ある方々勝手にインタビューシリーズ。
第2回にご登場いただく方は不動産鑑定士の長谷川由紀さんです。

私自身も、アクセスバーズ(Access Bars®)セッション時に、長谷川さんの管理されているレンタルスペースでお世話になっています。

事前打ち合わせで伺った時に、温かな笑顔で迎えていただいてほっとしたことを覚えています。

改めて、レンタルスペース運営に至った経緯をお聴きしました。

 

本業は不動産鑑定士

いつも、アクセスバーズ(Access Bars®)セッションや各種ワークショップでレンタルスペースを使わせていただき、ありがとうございます。

長谷川さんの本業は不動産鑑定士ということですが、どんなお仕事なのでしょうか?

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不動産鑑定士は、一般的には馴染みのない職業ですよね。
国から不動産の鑑定評価を任された国家資格なんですよ。

小林エステイト株式会社は、父が始めた不動産の仲介と鑑定の事務所です。
私は後を継ぐと決めて7年間猛勉強し、不動産鑑定士になりました。

各地に不動産鑑定士の分科会がありまして、路線価格を決定する仕事にも関係しています。

裁判所・税務署・弁護士事務所さんが主なお客様になりますね。

 

大変な努力を重ねて難関資格を取られたのですね。

このお仕事の醍醐味とはどんなところでしょうか?

不動産価格というのは数字です。

ところが不動産は数字だけでは測れないところが面白いんですね。

指標にはどう納得させられるかという説得力が必要なんです。

私は文章を書くのが好きなのでその部分にもやりがいを感じています。

 

長谷川さんのブログ「いいネ西宮」は、西宮の情報を探している方に、とても役に立つブログですね。

私も行ってみたいお店がいっぱいあります。

長谷川さんの文章力はどの様にして磨かれたのですか?

元々私は、大学院で東洋美術史を専攻していました。

絵を言葉に変換し、1枚のレポートとしてまとめる訓練を積んでいたからでしょうか。

大阪日日新聞ぶ阪大アートメディア研究室「美のかたち 芸術のことば」コラム欄があります。
私はここで半年に1度寄稿しています。
昨年11月17日号には、地元の絵画館を紹介した記事が掲載されました。

大学時代専攻の東洋美術史と、地元密着の不動産のお仕事が繋がったと感じました。

 

不動産屋さんのレンタルスペース

マスコット犬 吟(ぎんちゃん)

不動産屋さんの経営するレンタルスペースはビルの空室を会議室にして、というイメージがありました。

事務所のお部屋をレンタルスペースにされた理由はありますか?

ご不便な点もあるのではと思いますがいかがでしょうか。

ふたつある応接室の、どちらかひとつをお貸しする様にしていますので、

その点は心配なさらなくても大丈夫ですよ。

皆様、どうしても不動産屋さんは敷居が高いと思われています。

地域の皆様にお気軽に来ていただく接点として、お使いいただけることを願っています。

 

オシャレな洋室にまったりと落ち着ける和室。

本当に貸していただけるのが有り難いと思えるレンタルスペースです。

ありがとうございます。

今は幼い子を持つ母親ですので、レンタルスペース管理を中心にさせていただいています。

起業されたばかりで、スペースがない方の応援にと願っています。

私自身も居ながらにして、いち早く良いものを知ることができるのも嬉しい特権ですね(笑)

 

そう言えば、8月から新しく2階でもイベント開催が始まりましたよね。

2階での催しは長谷川さんの主催ですか?

はい。9月から和菓子レッスンも始まるんです。

これがもう楽しみで♪

 

美術史の世界では今まで批評家の立場でした。

和菓子作りはクリエイティブ世界ですので、今からワクワクしています。

お気に入りの本から、毎日ひとつずつ試作してくのが楽しいんですよ。

ゆくゆくは、お客様に和菓子でおもてなしがしたいと思っているんです。

2階での催しは私も参加させていただき、人と人との繋がりの強いスペースにと考えています。

 

マッチングは得意分野

長谷川さんにとって、人と人とのマッチングは仲介のお仕事で培われたものなのですね。

将来の夢をお聞かせ願えますか?

不動産屋さんというのは本当に間口が広い仕事なんです。

生活と密接に繋がっていますから。

趣味の和菓子作りも、不動産屋さんスイーツ部門に発展するかもしれませんね。

 

仲介の業務では、人生決断の時にお客様に寄り添わせていただく重さを感じています。

お仕事が完了した後も、お客様が会いに来られることもあるんですよ。

長いおつきあいの不動産屋さんでありたいと願っています。

 

レンタルスペースの方は検索で来られる方が大半です。

普段パソコンを使われていない高齢者の方にも、新しい生き甲斐を見つける場所になれたらと思っています。

 

取材を終えて

不動産屋さんのお仕事は予想以上に幅広く、地域活性化の担い手であるという感を持ちました。

不動産関係の悩み事は信頼できる人に相談したいもの。
誰に相談したらいいのか迷いますよね。

西宮市、阪神間にお住まいの方には、身近に長谷川さんがおられるので心強いですね。

(2016年8月)

*記事内容はインタビュー時のものです。

関連リンク

*不動産鑑定士長谷川由紀さん(株式会社小林エステイト)

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長谷川さんの最新の情報はコチラでご確認くださいね。

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