現役ライターから新人ライターへ贈る「20歳の自分に受けさせたい文章講義」 古賀 史健 著
現役ライターさんが若いライターさんに読ませたい文章講義って、
どんな切り口なんでしょう。
対象の20歳でなくてもいいでしょうか。
興味津々で読み始めました。
今までよく読んできた作家さん系の文章読本、
ライターさんのマニュアル的な書き方本とも異なりました。
具体的で自分でも実用化しやすい本です。
「20歳の自分に受けさせたい文章講義」 古賀 史健 著
「20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書)」
著者:古賀 史健
出版社: 星海社親書
出版年:2011年1月
分類:文章・文体・作文
個人的エッセンス
- 話すことと書くことは全く別の行為。
- 素人だからこそ得た情報を素人にわかる様に翻訳できる。
- 感想文には整理・再構築・アウトプット能力が要る。
- 文体とはリズムである。
リズムとは論理の展開である。
接続詞を意識して使う。 - 断定はハイリスク&ハイリターン。
断定の前後はしっかりとした論理で固める。 - 論理的な文章とは、伝えたい主張とその理由を客観的な事実で支える。
- 読者を説得するのではなく納得させる。
(引くアプローチ) - 理解が浅いとウソが出る。
わかったことだけ書く。 - 文章とは答えではなく、そこに至るまでのプロセス。
- リード文は映画の予告編。
推敲は映画の編集。
読み終えて
文章を仕事にする人でなくても、メールやSNSなど書いて伝える機会は増えています。
また、たとえ口下手であっても、書くことで気持ちを伝えることができます。
業種や職種に関係なく、文章力は生涯にわたって身を助けてくれる武器、
という著者の考えに賛同しました。
ブロガーなら、書くプロセスを経ることで対象への理解が深まることは、
実感されているのではないでしょうか。
2011年発行の書籍でアマゾンでベストセラーになっていました。
納得の1冊ですね。
小手先の技術ではありません。
伝わる文章の構築を論理的に理解したいと願う方にオススメします。
関連リンク
著者:古賀 史健
出版社: 星海社親書
出版年:2011年1月
分類:文章・文体・作文
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