お医者さんと意思疎通を図るための本を読む
近年、なるべく病院には行かず自力で直そう、という方も増えているように感じます。
特に最近は少しでも病院の負担にはならない。
そんな気持ちの方も多いのではないでしょうか。
今回ご紹介するのはNET上で見つけた本です。
タイトルが秀逸ですよね。
「医者が教える正しい病院のかかり方」
お医者様側の意見も一般人は知りたいものです。
それでは早速、中身を見ていきましょう。
「医者が教える正しい病院のかかり方」山本 健人 著
著者:山本 健人
出版社: 幻冬舎
出版年:2019年11月
分類:予防医学
個人的エッセンス 10
- 医者と患者とのボタンのかけちがいによる患者側の不利益がある。
- 病院に行った方がいい時とは?
瞬間的に起こった突然の痛みは命に危険が及ぶ可能性が高い。 - 自分で正確に説明できるのは自覚している異常だけ。
- 医療健康のインターネット上の情報は4割が医学的根拠なし。
- 友達の体験はひとつの体験。一般的なサンプルとはならない。
- 症状の原因が完全に明らかになることの方が少ない。
人体とはそういうもの。 - 「治る」言葉の意味とは?目指すべきゴールを明確化する。
- 人間ドックで必要以上の病気を見つけてしまう。
結果的に不要な検査や治療を受けるリスクも知って利用する。 - 救急相談窓口#7119
救急車を呼ぶかどうか迷った時に。 - 標準治療の意味。統計学的に現時点で考えられる最も有効な治療のこと。
術後の余命は生存期間の中央値にすぎない。
読み終えて
人は皆、なるべくなら病気にはなりたくないし、病院にも行きたくないものです。
もしいつか病院に行くことになったら?
一般人と専門家の間の常識には隔たりがあるかもしれません。
医者側の考えを理解したくて読んだ本です。
「標準治療」や「余命」の言葉について。
言葉(漢字)の印象からくる思い込みは強いですね。
インフルエンザの偽陰性と偽陽性の限界についてのお話は、
最近話題の検査にも通じるものを感じました。
平易な文章でとてもわかりやすく、医師と共通認識を持ちたい方におすすめです。
関連データ
1.本日ご紹介した本
著者:山本 健人
出版社: 幻冬舎
出版年:2019年11月
分類:予防医学
2.著者サイト
本を読んだ後で著者はWEB上でも著名人と知りました。
コラムも多数執筆されています。
著者サイト:外科医の視点
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