「『言葉にできる』は武器になる。」-読書案内

   

タイトルからは文章作法の本かと思いますが、それ以前の思考法の本でした。

文章サポートライター梨理です。

「『言葉にできる』は武器になる。」 梅田 悟司 著

出版社:日本経済新聞出版社

分類:広告・宣伝

はじめに

職業、電通のコピーライターという著者ですが、

通常予想される様な、コピーの書き方の本ではありません。

はじめに、の部分で、

言葉をコミュニケーションの道具としてしか、

考えていないのではないですか?

という問いかけが新鮮でした。

 

私自身も、文章読本・文章作法の本は、数限りなく読んできましたが、

それは文芸畑に偏った読み方でした。

文章を普遍的に、コミュケーションのツールという、

新しい見方・使い方を意識し始めた、ここ数年だったのです。

そんな考え方に慣れてきたところに、

言葉が意見を伝える道具ならば、

まず、意見を育てる必要があるのではないか?

という文章を読み、

回り回って、原点に戻ってきた様な気がします。

10代・20代の頃に読んだ、知識人の思考法の本に通じるものを感じますね。

 

思考サイクル

個人的エッセンス

 T字型思考法

出てきた内なる言葉を、なぜと掘り下げる。

それでと前に推し進める。

本当に?と考えを戻す。

 

言葉へのプロセス

個人的エッセンス

 言葉は誰にとっても平等である。

だからこそ、「一歩先に行こう」という小さな差が、

大きな差に変わっていくことになる。

* 文章の前に、「あなたに伝えたいことがある」を付けて、

違和感や照れを感じないかを確かめる。

 動詞の候補を挙げて並べてみる。

この繰り返しによって、言葉の解像度を上げることができる。

 似て非なる言葉を区別する。

例:問題と課題

問題は起きてしまった状態であり、

課題はその問題を引き起こし続ける本当の原因。

 

文章にするプロセスの型は、中学までに習っているんですよね。

後は、自分が使える型に変換していく、繰り返し。

文章を公開し、お届けしているブロガーさんなら、

きっと、もう一歩先も知りたくなるはずです。

 

書くこととは、何よりも思考を整理することだったと、

思い出させてくれる本でした。

自己啓発書としても、面白く為になる本です。

関連リンク

 「言葉にできる」は武器になる。

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