【六甲アイランド】”アフタヌーンティーのよそほひ展”
お散歩会参加者様やお散歩会先で出会った方々から、次回候補の情報をいただくことがよくあります。
むかしばなしの「わらしべ長者」にでもなった気分で、いつもワクワクしますね。
愛・LOVE・ブログ会の皆様、良い情報をありがとうございます。
2020年1月お散歩会は、昨年4月のお散歩会参加者様からもたらされました。
神戸ファッション美術館の展覧会”アフタヌーンティのよそほひ展”
特別展は期間限定。
LINE公式にのみにて緊急公開となりました。
神戸ファッション美術館は、アート、ファッションに興味のある方に嬉しい美術館だと思います。
ご報告させていただきますね。
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目次
神戸ファッション美術館へは六甲ライナーで
”アフタヌーンティーのよそほひ展”の開催がなければ、神戸ファッション美術館を訪れることはなかったと思います。
勝手に、海を渡っていく遠いイメージがあったんですよね。
いわば、特別展に引き寄せられて1月のお散歩会行先を決めた訳です。
行ってみた感想は、”意外に近かった。”
食わず嫌いはもったいないですね。
六甲ライナーで海を渡る時、気持ちがとってもときめいたんですよ。
気持ちの高揚はこころの波動が上がることにも繋がることでしょう。
寒いからって、じーっと家にこもってパソコンを見ている半日。
外に出かけて冬の空気を肌で感じ、脳にもいっぱい刺激を受けた半日。
同じ半日でも受け取り量が違いますよね。
防寒して外に出かける効用を感じた1月のお散歩会でした。
神戸ファッション美術館へのアクセス
- 阪神電車魚崎駅~六甲ライナー乗り換え 六甲アイランドセンター駅(約6分)
- JR住吉駅~六甲ライナー乗り換え 六甲アイランドセンター駅(約8分)
外観は、さすがファッショナブルな神戸の美術館!
六甲アイランドセンター駅からはすぐです。
”アフタヌーンティーのよそほひ展”
今回の催しはふたつのテーマ、アフタヌーンティ(紅茶関連)とよそほひ(ドレス)。
英国好き、紅茶好き、クラシカルなファッション好きのどれかに当てはまる人には、たまらない世界でしょう。
45日間の会期中、全国から1万人を超える来館者があったそうです。
やはり女性が多めでしたがカップルの姿も目に付きました。
来られている女性の装いの、なんてお洒落なこと!
ファッション関係の学生さんの会話を小耳にはさむだけでも、美意識高まりそうでした。
”装うということは場の雰囲気への配慮である。”
そんな言葉が浮かんできましたよ。
これからは、せめてTPOを考えて服装選びをしようと思ったのです。
よそほひの展示では、アフタヌーンティが盛んになった時代の特徴的なシルエットのドレスが展示されていました。
- クリノリン 1840年頃
(スカートに固い布や針金を入れて膨らますスタイル)
- ウォーキングドレス バズルスタイル 1885年頃
(後ろに膨らみのある鹿鳴館スタイル) - アールヌーボースタイル 1908年頃
(裾広がりが朝顔の花の様なフレアースタイル) - エンパイヤスタイル 19世紀初頭
(上で切り替えるギリシャ風ドレス )
王侯貴族のものだったお茶時間は中産階級に広がりました。
1910年頃のタンゴブームの頃には、お茶の時間のティーダンス。
また、ピクニックティは、自然と食事と社交を兼ねた楽しい集いだったようです。
テンションの上がる可愛いお洋服でお弁当を持って公園お散歩会、のような感じかしら。
服飾関係の方らしき人々の会話が熱かったです。
ドレスに触りそうな位に近くまで寄って、縫製など真剣に分析されていました。
アンティークなティーセット
ドレスの話が先になりました。
会場を入ってすぐ目にしたのはアンティークなティーセット。
この展覧会のために貸し出された、神戸の紅茶教室の所蔵品でした。
由緒ありげなティーセットの数々。
かなり年代が古いものなのにその輝きといったら・・・。
初めて目にするものや面白いものもありました。
- 古い年代の持ち手なしのティーボウル
- ティーキャディースプーン(貝殻の形)
- 下にアルコールバーナーがついたティーケトル
- お湯や茶殻を捨てるためのスロップボウル
- コーヒーか紅茶が選べるトリオセット
- お髭を載せる場所がついている、紳士用ムスタッシュカップ
ちなみに、アフタヌーンティは、夕食までの間を持たせるための軽い食事だったのは皆さんご存知だと思います。
実際には何時頃だったと思われますか?
現在、日本でアフタヌーンティセットをいただくのは午後2時~4時位が多いと思います。
当時の英国は午後5時頃だったそうですよ。
昼の時間と夜の時間を明確に分けるヨーロッパの社交界は、タフさも必要だったんでしょうね。
浅いカップと深いカップの用途の違い
浅いカップと深いカップのセットもありました。
浅いカップは紅茶の水色を楽しむため。
紅茶は冷めると苦みが出ます。
深いカップは紅茶を冷めにくくするため。
その時々で使い分けているのですね。
普段、食器にはあまりこだわりない方ですが(震災以降そんな傾向が残っています。)
久しぶりに目の保養ができました。
本物を見ること、さらには使うことで養われる美意識を感じました。
美術散歩の楽しみ
今回は紅茶とティーガウンやドレスの特別展でした。
紅茶消費量が日本一の神戸にふさわしい企画でしたね。
あわせて、常設展のオートクチュールのイブニングドレスの展示も見てきました。
著名なブランドのドレスラインを眺めて解説を読みます。
少しはファッション感覚も目覚めるでしょうか・・・。
自分の好みのラインを探ってみるのも楽しかったです。
(個人的には、戦後に美を楽しむ心を取り戻させたと言われる、ディオールの優雅なラインが好き。)
ファッショナブルで優雅なイメージの神戸らしい展覧会は、心の栄養になりました。
神戸フアッション美術館にはライブラリーも付属しています。
ファッション関連蔵書や視聴覚資料が閲覧可能で、フアッションに興味のある方には必見です。
次回の特別展はリンドグレーンの「長靴下のピッピ」の世界です。
美術散歩は頭にもいい刺激があったように思います。
また、企画しますね。
愛・LOVE・ブログ会のお散歩会情報
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参考図書
* アフタヌーンティの世界を知りたいなら
特別展に行く前に読んだ本です。
題名のつけ方が上手いですね~。
英国貴族の気分に浸れる、きれいな写真とマナーの本です。
「もしも、エリザベス女王のお茶会に招かれたら?-英国流アフタヌーンティーを楽しむ エレガントなマナーとおもてなし40のルール-」
今回のお散歩スポット情報
神戸ファッション美術館 | |
住所 | 神戸市東灘区向洋町中2-9-1 |
電話 | 078-858-0050 |
開館時間 | 10:00~18:00(~17:30入場) 月曜休館 |
入館料 | 展示による |
公式HP | https://www.fashionmuseum.or.jp/ |
地図 | |
備考 | 3Fライブラリーはファッション関連蔵書や視聴覚資料が閲覧可能 |