【奈良市】新緑の依水園
5月は新緑の奈良の庭園に行って参りました。
文章サポートライター梨理です。
【鹿さんのお出迎え】
名勝 依水園 前園
【前園】江戸時代のお庭
愛読しているブログの記事と写真から、
奈良の名称依水園を知ったのは丁度1年前のことでした。
新緑と静けさを感じる写真に心ときめいたものです。
その時には思いもよりませんでしたが、
ご本人とは3月のお散歩会でお会いすることができました。
まさに、縁は異なもの味なもの ですね。
依水園は、奈良のメイン観光地の東大寺などからは少し離れた場所にあります。
江戸時代と明治時代のふたつの池泉回遊式庭園で、なかなかに広いですよ。
前庭(江戸時代)にあるのは、三秀亭。
若草山・御蓋山(みかさやま)・高円山が見えるのです。
しばし縁側に腰かけて、のんびり山を眺めていたくなりました。
お食事もできる様です。
後園
【後園】 明治時代の庭
明治時代の実業家 関藤次郎氏が茶の湯と詩歌を楽しむために作った庭園です。
見晴らしがよく、若草山や御蓋山(みかさやま)の借景に、解放感を感じます。
茶室・水車小屋もあり、小川のほとりにはシダや苔。
目に鮮やかに映りました。
寧楽美術館
依水園に入ると、もれなく寧楽美術館に入ることができます。
私達も最後に入ってみました。
関家より依水園を引き継いだ、
実業家の中村準策氏が収集していた美術品を展示している美術館です。
古代の中国のもの、日本のお茶の道具など、
ほの暗い空間に大切に保管されているのが伝わる、静かな美術館でした。
また、丁度開園60周年になるそうで、依水園主人 關藤次郎の軌跡も紹介されていました。
六十八銀行を興し、奈良瓦斯會社設立にも尽力した実業家でありながら、かなりの風流人だった様です。
四季折々の魅力
念願の依水園は、思った通りの素晴らしい場所でした。
ツツジはもう終わっていましたが、
かきつばた・黄菖蒲・睡蓮が涼し気に咲いていました。
ドウダンツツジともみじの紅葉の頃も綺麗でしょうね。
四季折々の美しい姿を見せてくれる庭園を、また訪ねたくなっています。
*記事内容は訪問時のものです。
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関連リンク
* 依水園 HP