【宇治市】平等院の鳳凰堂と鳳翔館
お散歩会をきっかけに再び古都に触れる時間ができました。
文章サポートライター梨理です。
宇治へは何年振りでしょうか。
紫式部像と宇治川を眺めながら、平家物語の宇治川の合戦に思いを馳せていると、
”梨理さん、ただの川ですよ。”と笑われましたけど、
つかの間のタイムスリップでした。
この宇治川付近が宇治観光の中心となります。
宇治観光の拠点
宇治観光の入り口は、近鉄宇治駅・JR宇治駅から
ぶらぶら歩いていくのが一般的な様です。
今回はJR宇治駅からスタートしました。
ゆるキャラでしょうか?
調べてみると、チャチャ王国のおうじちゃまなんですね。
駅構内からすっかり観光客気分。
こんなポストも心和みますね。
JRの駅の階段を降りてすぐのところに、観光案内所があり、
宇治茶の香りでいっぱいの中、道案内をしていただきました。
地図をいただいていざ出発です。
冬の平等院
さて、緑のお散歩で宇治の平等院といえば、有名な藤棚です。
最盛期にはきっと人だかりでなかなか撮れないでしょうと、
広々とした冬の藤棚を、満開をイメージしながら撮って参りました。
鳳凰堂 内部観覧
こちらが時の関白藤原頼道が全てを注ぎ込んだ宇治の平等院・鳳凰堂です。
平等院に入る時、鳳凰堂の内部観覧もできますよと案内されまして、
後5分で次の回が始まるということで、観覧することにしました。
世界遺産といいうこともあってか、外国人観光客の方が多かったです。
内部のお写真は禁止でしたので、しっかり生で見てきました。
極楽浄土をイメージした鳳凰堂。
仏師定朝作の国宝、阿弥陀如来座像がありました。
当時の仏師さんたちの技術に圧倒されます。
木彫りの繊細な細工も、こんなに綺麗なまま残っているなんて。
15分位の短い説明だったんですけど、十分満足しました。
惜しむらくは、外国人観光客の方の為の英語での説明がなかったこと。
説明自体は短いものだったので、訳したマニュアルでもあればと思いました。
世界に向けての観光地としてはちょっと寂しかったですね。
鳳翔舘(博物館)
鳳翔館(博物館)の出口です。
お堂の中の雲中供養菩薩像の一部と最新のデジタル技術と、
門外漢にも見やすくわかりやすい展示でしたよ。
博物館の中で鳳凰のレプリカを近くに見てきたものですから、
とても親近感を持ちまして、屋根の上の本物の鳳凰像を見て、
”ああ、あそこに鳳凰さんが見える。”と喜んでおりました。
鳳凰さんの造形、本当に美しかったのですよ。
その表情はどこか”火の鳥”を思い出させました。
(素人の感想です。)
夕暮れまで、屋根の上の鳳凰のシルエットを見ていました。
心穏やかに静まっていきます。
宇治の平等院・鳳凰堂。
時の関白により、当時の匠の力を結集して造られた存在感。
さすがの世界遺産です。
事前知識を入れずに行った者が、感銘を受けて帰ってきました。
外国人観光客の方の心にも、何か残るものがあれば嬉しいですね。
お散歩会で訪れたところは、再訪したくなる場所ばかりなのです。
こちらも、又季節、時間を変えてゆっくり訪れてみたい場所でした。
*記事内容は訪問時のものです。
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関連リンク
* 平等院 公式HP