「小説 立花宗重」 童門 冬二 著

   

新元号”令和”が発表された後、ブロガーの皆様の色々な角度からの解説を、楽しく読んでいます。
文章サポートライター梨理です。

やはり、日本人にとって、元号が改まることは新しいスタートなのだと感じます。
こんな風にお祝いムードで始められるのはいいですね。

今日の読書案内は、日本史から実在の人物の小説です。

「小説 立花宗茂」 童門 冬二 著


タイトル:全一冊 小説 立花宗茂 (集英社文庫)
出版社:集英社
出版年:2006年12月
分類:日本の小説

この本の選択理由

立花宗成は、関ヶ原の戦いで負けたにも関わらず、江戸時代で旧領に復帰できた、ただひとりの人なのです。
それが、この人物に興味を持った理由です。

勝ち組になったけれど、その後、改易の憂き目を見た人もありましたよね。

立花宗成とは、いったいどんな人物なのでしょうか?

個人的好みなんですが、童門冬二さんの本が好きなんです。
二重の理由でこの本を選んでみました。

読み終えて

武将としての才と忠義心を併せ持った人で、損得ではなく義理を貫いた結果、敗戦側に。
浪人になった殿を支える家臣のエピソードが、切なかったです。
領民も泣く泣く別れを惜しんだとか。

でも、幾年月を経て、旧領に復帰できたことは、あの時代を考えるとまさに奇跡?
小説の形ではありますが、史実ですからね。

最後の場面ではカタルシスを味わえます。
知らなかった方は、ぜひお読みくださいね。

「『感動する日本史』日本人は逆境をどう生きたか」 白駒妃登美 著

さて、今日はもう1冊をご紹介しておきましょう。
この人物を知ったきっかけの本です。

タイトル:感動する!日本史 日本人は逆境をどう生きたか (中経の文庫)
出版社: KADOKAWA/中経出版
出版年:2015年7月
分類:人生訓

有名どころの話と、あまり知られていない人の話が、バランス良く入っていています。

日本人の精神とは、こんな日本人がいた、と勇気づけられます。
知らなかった人の話は、もっと詳しく読みたいと思い、この本を読んだ後に何冊が探しました。

歴史読書ガイド的にも使える本です。
今、手元に読みたい本がない方、読みたい本がいっぱい出てきますから。
日本史が好きな方なら、なお良し!です

関連リンク

1.今回ご紹介の本

タイトル:全一冊 小説 立花宗茂 (集英社文庫)
出版社:集英社
出版年:2006年12月
分類:日本の小説

2.この本を知った元本

タイトル:感動する!日本史 日本人は逆境をどう生きたか (中経の文庫)
出版社: KADOKAWA/中経出版
出版年:2015年7月
分類:人生訓

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