「ビジネスパーソンが介護離職をしてはいけないこれだけの理由」ー読書案内

   

図書館の新刊の棚にあったので、参考のためにと気軽に取った本でした。

文章サポートライター梨理です。

情報として、介護離職すると共倒れになりかねないという常識はありましたが、

内容が具体的でビジネスパーソンに役立つ本と感じましたのでご紹介しますね。

「ビジネスパーソンが介護離職をしてはいけないこれだけの理由」 酒井 穣 著

著者:酒井 穣

出版社:ディスカヴァー・トゥエンティーワン

出版年:2018年1月

分類:労働問題

著者自身、若い時代からビジネスと介護を両立されていて、ビジネスキャリアを諦めたものもあったということです。

介護する人への目配りがきいた説得力のある本になっています。

個人的エッセンス5

  1. 自立とは自分の人生を助けてくれる依存先が複数に分散されており、自分らしく生きるための自由が確保されている状態。
  2. 介護者はチームのマネージャーであるという意識を持つ。
  3. 介護は仕事と同じ
    1人で仕事を抱え込んでいる人は、意外と成果が出せずに思い悩む。
  4. 人類史は、子供のために犠牲になってきた親の愛によってできている。
    私たちには、犠牲に見合うだけの幸せな人生をおくる義務がある。
  5. 介護離職をして、自分で親の介護をする以外の選択肢を持たないとき、あなたの幸福は確実に失われます。
    選択肢のない人生において、あなたらしさは発揮されないからです。

読み終えて

介護離職を考える人に向けての章は、冷静な数字で示されながらも著者の温かな思いが伝わりました。

20代の頃からの介護経験者である著者は、ビジネスキャリアを一切あきらめない介護は不可能であると言います。

しかし、介護の経験から学んだことは、ビジネスというフレームの中にしかいなかった自分の姿でした。

 

ビジネスは人生のほんの一部にしかすぎない事実を、わたしたちは介護を通して再発見するのかもしれません。

真の自立を意味を知り、介護される側だけでなく介護者の尊厳を考える本にもなっています。

書誌データ

* ビジネスパーソンが介護離職をしてはいけないこれだけの理由

著者:酒井 穣

出版社:ディスカヴァー・トゥエンティーワン

出版年:2018年1月

分類:労働問題

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