「一人でもだいじょうぶ 仕事を辞めずに介護する」ー読書案内

   

フリーランスは言わば、ひとりで全てをこなさなければならない、言わばひとり社長の様なもの。

その肩に上に、介護サポート生活がやってきたら・・・?

フリーランスの先輩ジャーナリストから、仕事と介護を両立するための本です。

「一人でもだいじょうぶ 仕事を辞めずに介護する」 おち とよこ 著

出版社:日本評論社

出版年:2016年12月

分類:社会福祉

著者はジャーナリストであり、自身も両親の介護をひとりで16年間行っています。

介護の現場は知識の有無で左右されることも多いのに、いざ介護になると本を読む暇もないのが本当のところ。

この本の具体的チェックリストはおおいに助かることでしょう。

個人的エッセンス10

  • チェックリスト:親のこと、どれくらい知っていますか?(21項目、全部知っているでしょうか?)
  • 差額が発生しないベッドを希望することができる。(本来、差額ベッド代は希望しない限り請求できない)
  • 遠距離の場合、クリーニングやレンタルサービス有無を確認。
  • 退院後の通院に介護タクシー。(介護保険の通院介助)
  • 本人が薬を取り行けない時、薬剤師の訪問サービスがある。
  • 地域包括支援センター(通称:包括)は、地域の介護よろず相談。
  • 基本チェックリスト(介護認定で使うもの。事前に内輪で試してみる)
  • お薬手帳がないと調剤管理指導量が上がる。
  • 遠距離の場合、地元で頼れる人を見つける。
  • いざという時の為に、医療情報キットを冷蔵庫に(119番用)

読み終えて

医師との治療計画の時に、医師は患者を啓発する使命があるので役立つ本やサイトを紹介してもらうとのこと。

そこまで訊いてもいいというのが発見でした。

確かに、自力で探すよりも、医療側と患者側の意思の疎通という点からもいいですよね。

 

トイレにも行けない状態で、入院日数で退院を求められるのが驚きでした。

やはり、事前にどれだけ知識を持っているかで、良い介護生活になるか差がでそうですね。

エピローグ、最後の贈り物の章は、実際に両親を看取った著者からのエールです。

具体的チェックリストも豊富な、手元に置きたい頼りになる1冊です。

 

書誌データ

* 一人でもだいじょうぶ 仕事を辞めずに介護する


出版社:日本評論社

出版年:2017年9月

分類:社会福祉

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